番外編 白狼と天使とハリネズミ ページ16
ｰ演奏終わりｰ
リヒトの演奏が終わり、割れんばかりの拍手喝采が起こる。
中には涙を流す者が現れる程だ。
ハクは目を開けて小さくパチパチと拍手をした。
リヒトは演奏が終わると、クランツ達と控え室に戻った。
ﾛｳﾚｽ｢いやぁ〜！ 流石リヒたん！
天使の音色ッスね〜！｣
ﾘﾋﾄ｢てめぇに言われても嬉しくねぇ
それよりも狼さん、どうだ？ 俺の演奏は｣
｢凄く、良かった…｣
ﾘﾋﾄ｢！ …狼さんが……喋った………！｣
目を見開いてまじまじとハクを見つめる。
それはそうだろう、ロウレスと同じ様に喋りだしたのだから。
ｸﾗﾝﾂ｢リヒト、お前が連れてきた狼
サーヴァンプかも知れないんだ｣
ﾘﾋﾄ｢なんだと…この狼さんが、悪魔……！？｣
ﾛｳﾚｽ｢ていうか、もう動物から
戻ったら良いんじゃないスか？｣
｢え、あ……はい｣
ロウレスに言われてぽひゅっと可愛らしい音を立て、人に戻った。
リヒトはハクの姿を見てピシッ…と固まる。
｢ぁ、あの…リヒトさん……？｣
ハクは固まったリヒトを見上げる、身長差のせいか自然と上目遣いになる。
数秒固まった後、ガシッとハクの肩を掴む。急に掴まれたため、体がびくっとなった。
ﾘﾋﾄ｢お前は天使か……？ 悪魔か…？｣
｢え、吸血鬼なんですけ＿＿｣
ﾘﾋﾄ｢いや、天使だな！ お前は天使だ！
天使、名前は何と言う？｣
｢ぇ〜……？｣と困惑の表情を浮かべる。
｢ハクです……？｣
ﾛｳﾚｽ｢え、リヒたん…？
オレの時と全然反応違うんスけど！？｣
ﾘﾋﾄ｢うっせぇ黙れ｣
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猫 - 真祖 85 「クロは日光で人になって」→「クロは日陰で人になって」か「クロは木陰で人になって」だと思います。 (2019年8月20日 16時) (
レス) id: 7b6f9874b2 (このIDを非表示/違反報告)
ジュリ - めっちゃ面白いです更新楽しみにしてます！ (2018年1月26日 19時) (レス) id: 84c51744c8 (このIDを非表示/違反報告)
零番目の空虚(プロフ) - 閲覧、コメントありがとうございます。いろいろとぐだり始めている感じがするので、閲覧してくれる方に読みやすいように頑張っていきます！ありがとうございます！ (2017年8月20日 21時) (レス) id: 4fb706b0bf (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです！続き楽しみにしています (2017年8月20日 20時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リズ | 作成日時：2017年8月19日 13時
