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#入間という男は ページ4

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でも、入間さんって、草食系に見えて肉食っぽいわよね。

穂賀のそのつぶやきに、私はあー、と納得する。頷きながら


「なんだっけ、ミート……ソーススパゲティ?みたいな?」

「残念ながらスパゲティじゃなくてロールキャベツよ」


穂賀が呆れたように訂正する。私が惜しかったなと言うと、穂賀はストライクどころかホームランだと悪態をついた。

肉に引っ張られてついミートが先に来てしまったあたり、惜しいと思うんだけど。

そんなくだらないことを考える私とは違い、穂賀は元の議題に戻っていた。


「実際どうなの?もう寝たんでしょ?」


デリカシーのない、というのか、穂賀は一切気にせず直接聞いてくる。もう少し配慮はないのか、と思うものの、私達の間柄で配慮なんて気にしているはずもなく。地雷があっても踏み抜くのが私たち二人だ。


「いや別に…そんなその辺の男と変わんないんじゃん」


穂賀にデリカシーどうのを言うのはやめ、代わりに質問に答えれば穂賀はへぇ、とよくわからない相槌をうった。

言葉だけではそこにどんな感情がこもっているのかも分からず、顔を上げて穂賀を見ると、複雑そうな顔をしていた。


「え、なに?」

「…なんでもない」


穂賀の複雑そうな顔は直ぐに消え、それから私と銃兎のことは興味もなくなったのか違う話へと移動した。


穂賀曰く、入間銃兎はロールキャベツ系男子、というものらしい。

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/musou/  
作成日時:2018年12月19日 20時

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