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side光

見ちゃいけない…見ちゃいけないと思うのに…
俺は隣で体を洗っていた知念の胸を見てしまった。


やっやっぱり大きい!!

それに比べて俺は…

知「光君、胸ばっかみないでよ〜」

光「ごっごめん!」

知「なーんてね。別に気にしてないし。あっ、なんなら触ってみる?」

光「えっ、いやっ、それはチョット…なんだかんだ言って俺も中身は男なわけで(汗)」

知念に完全に遊ばれているとわかりつつも、アタフタしてしまう俺…

年下に揶揄われるなんて情けない…

知「くすくすっ(笑)
でもね…僕からしてみれば、光君の身長分けて欲しいぐらい。女の子のままなら小さくても構わないケド…
こんな状態が永遠につづくなんてことはあり得ないと思うし。」


光「知念…」

そうだよな…知念も知念で自分の中でコンプレックスと向き合ってるんだよね。
俺が女の子でいる期間なんてどうせあとチョットだけだろうし。

Aカップがなんだ!!人の価値はそんなもんじゃきまらない!


そう思った矢先の出来事だった。

大「うひぁぁぁ!」

いのちゃんと大ちゃんがふざけたのか、大ちゃんから変な声があがった。

知「二人ともふざけすぎないでよっ!ってわぁぁ」

横にいた知念が二人に注意しようとして立ち上がったのだが…
濡れたタイルに足がとられ、転倒しそうになった。

光「知念っ!大丈夫?」

俺は慌て知念を後ろから支えた….


つもりだったのに……


ムギュっ

知「んっ…」

あっ、ヤバっ!思いっきり胸掴んでるよ俺!!

光「ごっこめん。本当にゴメン…」

知「大丈夫。おかげで転ばずに済んだし…
じゃ、先にあっちにいってるね!」

知念は何事も無かったようにさっさと湯船にいってしまった。



掌にまだ残る柔らかな胸の感触…

自分のモノと思わず比べてみると、その触り心地の違いに愕然とする。

やっぱり俺…女の子として全然魅力ないんだ。

薮もきっと…知念みたいに可愛くて胸のある子の方がいいよね?


それに、最近ずっと気になっていた事がある。


知念が薮を"宏太"って下の名前で呼ぶこと。

下の名前で呼ぶ程の仲よかったっけ?


俺なんてベッドの中で薮に請われてやっと呼ぶぐらいで…
普段はハズかしくて口にできない。





光「こう…たぁ…」

誰にも聞こえないぐらい小さな声で言ったハズなのに…

いのちゃんには聞かれてしまったらしい。

伊「光…」

俺は体を縮こまらせて、湧き上がってきたモヤモヤした気持ちを何とかやり過ごそうとしたのだった。

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megu0415(プロフ) - こんにちは\(^ー^)/そんな僕らの日常生活シリーズが大好きなのでぜひ4、5のパスワード教えてくださいm(_ _)m (2019年3月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 46aba09a30 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ボス(プロフ) - けいままさん» こんにちは!けいままさん、いつも嬉しいコメント本当にありがとうございます!!日々の創作の糧です!!続きでは大ちゃんも雄也もオイシイ思いをするハズ…です!また是非是非遊びに来てください!( ´ ▽ ` )ノ (2016年11月16日 15時) (レス) id: 6995de65c0 (このIDを非表示/違反報告)
けいまま(プロフ) - 夜の受けの皆さんが可愛い過ぎて、色気が凄過ぎて悶えてます。昼間のわちゃわちゃとのギャップがあり過ぎるところが、この作品の好きな所です。がんばれ、雄也!大ちゃん!! (2016年11月16日 9時) (レス) id: d225e5d52f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ボス(プロフ) - こんにちは!コメントありがとうございます(´∀`*)今回は8人みんなで騒いでいるので、本当物語が進んでなくて…最終日まで何とか頑張りマス!また遊びに来て下さい(^_^) (2016年11月6日 6時) (レス) id: 6995de65c0 (このIDを非表示/違反報告)
けいまま(プロフ) - この楽しすぎるお話が読み応えがあり過ぎて、私もまだ1日目!!てびっくりしました。女の子になってもJUMPで想像できるキャラ達が魅力的過ぎて!!楽しいです!! (2016年11月5日 22時) (レス) id: d225e5d52f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫ボス | 作成日時:2016年10月14日 12時

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