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「慧ちゃん…私、貴方のことも大事な息子だと思ってたの。でも…違ったのね…」
母さんが神妙な面持ちで言葉を紡ぎ出した。
このままではマズイと思ったのか、裕翔が慌ててその先の会話を途切れさせる。
「俺も慧も二人の息子だよ。
でも…俺は慧に家族愛以外の愛情を持った。
だから慧の事は兄じゃなくて恋人だと思ってる。
二人からしてみれば俺たちの関係は受け入れられないかもしれない…
なら、俺は家族よりも慧を選ぶよ。
慧以上に大切なものなんてない。
だから……
二人でこの家を出て行くよ…」
「ゆーと…」
俺は裕翔の顔を見た。
自分だっていっぱいいっぱいだろうに、大丈夫だよって、俺に視線で合図を送ってくれる。
いつも年下だから…
まだまだらお子様だななんて思う事が多かったけど、今のセリフを言葉にした裕翔はそんな雰囲気を感じさせない程堂々としていた。
「何いってるの裕翔！貴方まだ二十歳になったばかりじゃない…」
「母さん、まだ二十歳じゃないよ。もう二十歳だよ。もうちゃんとした成人なんだよ俺。
だから…自分の人生ぐらい自分で決めさせてよ」
机の下で裕翔が俺の手をギュッと握ってくれた。
少し震えてる…
そうだよね……
やっぱり不安なものは不安だよね。
だからこそ…
俺も自分の本当の気持ちを言葉にする決心がついた。
「父さん、母さん…今まで育ててもらった恩を仇で返すことなかなってごめんなさい。
でも、俺にとっても裕翔はかけがえのない、最愛の人です。
だから、俺は裕翔と一緒に生きる人生をとります。
本当にごめんなさい…」
最後はテーブルにつくかつかないかのギリギリまで頭を下げた。
裕翔も俺と同じ様に頭を下げてくれている。
何も言わない両親に今の俺達に出来ることは
それぐらいしか思いうかばなかった。
「慧ちゃん、裕翔、頭をあげて。
それから二人共、人の話は最後まで聞きなさい…」
下を向いていた俺たちには、母さんの表情はわからなかったが、息子二人からの爆弾発言を聞いたにしては妙に落ち着いている感じがした。
そして、俺達は恐るおそる頭をあげたのだった。
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megu0415(プロフ) - こんにちは＼(^ー^)／そんな僕らの日常生活シリーズが大好きなのでぜひ4、5のパスワード教えてくださいm(_ _)m (2019年3月29日 21時) (携帯から) (
レス) id: 46aba09a30 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ボス(プロフ) - けいままさん» こんにちは！けいままさん、いつも嬉しいコメント本当にありがとうございます！！日々の創作の糧です！！続きでは大ちゃんも雄也もオイシイ思いをするハズ…です！また是非是非遊びに来てください！( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年11月16日 15時) (レス) id: 6995de65c0 (このIDを非表示/違反報告)
けいまま(プロフ) - 夜の受けの皆さんが可愛い過ぎて、色気が凄過ぎて悶えてます。昼間のわちゃわちゃとのギャップがあり過ぎるところが、この作品の好きな所です。がんばれ、雄也！大ちゃん！！ (2016年11月16日 9時) (レス) id: d225e5d52f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫ボス(プロフ) - こんにちは！コメントありがとうございます(´∀｀*)今回は8人みんなで騒いでいるので、本当物語が進んでなくて…最終日まで何とか頑張りマス！また遊びに来て下さい(^_^) (2016年11月6日 6時) (レス) id: 6995de65c0 (このIDを非表示/違反報告)
けいまま(プロフ) - この楽しすぎるお話が読み応えがあり過ぎて、私もまだ１日目！！てびっくりしました。女の子になってもJUMPで想像できるキャラ達が魅力的過ぎて！！楽しいです！！ (2016年11月5日 22時) (レス) id: d225e5d52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫ボス | 作成日時：2016年10月14日 12時
