いわくつきの事故物件(弐) ページ8
禍々しいオーラを放つ部屋に辿り着くと、女性店長は躊躇うこと無く鍵を開けた。
そして、鬼灯とAは顔を驚きの色に染めたのである。
「とても…とても広い部屋ですね。
男性が一人で借りるのは些か大き過ぎるのでは？」
Aの言う通り、その部屋は外見では分からなかったのだが、結構な広さを確保しており、先程提示された値段で本当に借りれるのかと疑いたくなるほどだったのだ。
「いえ、この物件の全ての部屋が、この大きさです。
女性割引が付属される物件は、基本このような大きさなので。
それで、此処に仕切りが御座いますので、此方をお引きになると…」
女性店長が一部カーブした壁を横に動かすと、まるでカームスライダーの様に中央を分断する1枚の壁が出来上がったのである。
「この仕切りは防音になっておりますので、完全な個室が作れるという訳です」
感嘆の声を零したAに、少し嬉しそうに顔を綻ばせた女性店長は、すぐにキュッと頬を引き締めて話を続ける。
「気になる所が御座いましたら、その都度教えて下さって構いませんので」
顔を見合わせた彼等は彼女の言い分通り、様々な場所で質問を繰り返した。
勿論、女性店長から『男性』という分類に大きく括られてしまっている鬼灯は質問はせずに、部屋を隅々まで散策していた。
そして一通り見終わったのか、Aが女性店長にしていた質問の嵐が収まったのを見計らってAに耳打ちした。
「此処に亡者がいるのは確かです」と。
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無自覚サイコパス(プロフ) - ひなたさん» 返信が大変遅れてしまい申し訳ございません!!これからもひなた様に喜んで貰えるよう日々精進させていただきます。コメント、本当にありがとうございます。 (2019年2月5日 23時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 内容がすごく私好みでこういう小説が見たかったんで最高です…応援しております、、、！！ (2019年1月31日 1時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - るいさん» そのように言って頂き、喜びで天にも登るような気持ちです。ありがとうございます!!頑張って更新して行きたいと思います。 (2019年1月27日 11時) (レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 面白いお話ですね！！ヒプマイ×何かのジャンルで一番好きです！！これからも応援んしてます！更新待ってますー (2019年1月26日 1時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2018年12月14日 19時
