既視感 (※モブがキャラを貶す表現があります※) ページ16
「＿＿という事で、新しく私どもの会社に配属された
「嗚呼、新人か。
いやぁ、初めて観音坂君に会った時を思い出すなぁ！」
ハッハッハと豪快に笑う彼は営業先の方で、観音坂先輩曰くお得意様らしい。
しかしこの人、何処かで見た事があるような気がする。
「ご紹介に預かりました山姥Aでございます。
この度は、この様な機会を」
「そんな堅苦しい挨拶が私は苦手でね、もう少し肩の力を抜いて話をしようじゃないか！
そうだろう、観音坂君!!」
私の言葉を遮り、先輩の肩をバシバシと強めに叩く彼は役職も私達より随分上だ。それなのに堅苦しいを止めろと？それは社会人としてどうなんだろうか？
否、年齢からすれば私がこの中で一番最年長なんだけれど。
「は、はい！そうですね」
にしても、営業先の人はどうやら先輩がお気に入りらしい。数分しか話していない私でも分かる。
彼の口振りからして先輩が新人の頃から目を掛けていたのだろう。
「それで、この度お伺いした理由は＿＿」
「成程…確かにそれは問題にもなってはいるが」
「そこで弊社では＿＿＿」
それに先輩は少し言動が奥手だが、話を確りと聞いていると、筋道がきっちりと通っている。
…噂と全然違うな。
まぁ、人間の噂を鵜呑みにしやしませんが…。
ここまで違うと、まるで彼女達が根も葉もない噂という木を架空で大きく育てた様にも見えますね。
『Aさん、観音坂はマジで営業下手くそだし売り込みもクソらしいから気を付けてね〜』
『それはマジ言えてる。ってか、いっつも頭下げてて陰湿だからキモイんだよね〜』
『まじそれな』
『ちょっと田中さん言い過ぎだよ』
『きゃははは』
『とか言って、笑ってる山本さんも人の事言えなーい』
営業先に行く前に、
…否、見た目と挙動不審な部分の問題も入っているのかもしれないが、多くの女性は男性に対する卑下が凄いな。
なんか、新鮮な感じだなぁ…。
私の時代は女性は生きても死んでも差別されていたから、新鮮というか不思議な方が強いのだけれど。
「そうか、観音坂君が勧めてくれたんだ。此方でも君の顧客の一人だからね。
少し心配な所もあるけど、この案件
「あ、ありがとうございます!!」
あれ、いつの間にか営業終わってる感じですかね？
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無自覚サイコパス(プロフ) - ひなたさん» 返信が大変遅れてしまい申し訳ございません!!これからもひなた様に喜んで貰えるよう日々精進させていただきます。コメント、本当にありがとうございます。 (2019年2月5日 23時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 内容がすごく私好みでこういう小説が見たかったんで最高です…応援しております、、、！！ (2019年1月31日 1時) (レス) id: 0dee45b0bd (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - るいさん» そのように言って頂き、喜びで天にも登るような気持ちです。ありがとうございます!!頑張って更新して行きたいと思います。 (2019年1月27日 11時) (レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 面白いお話ですね！！ヒプマイ×何かのジャンルで一番好きです！！これからも応援んしてます！更新待ってますー (2019年1月26日 1時) (レス) id: a5de77afb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2018年12月14日 19時
