路地裏 ページ9
陽が傾き始めて、街灯に光が灯る。
出久君は少し前に帰らねばならない時間に成った為、帰らせた。
夜は
……そう云えば、私は何処で寝泊まりすればいいんだろうか？
社員寮で一応、生活している私の部屋には何も無い。
と云うよりかは、異能力が異能力なので、空間を作って仕舞えば心配は無いのだけれど…。
普通に日本刀を出したら
そう成ってしまえば一貫の終わりだ。
武装探偵社の時は何かと(乱歩さんのお陰で)顔見知りの軍警さんが多かったから良かったものの、この世界では知り合いは愚か味方が居るかどうかも危うい。
さて、どうしたものか。
悶々と悩んで居れば、トントンと肩を叩かれる。
振り返ると、二タニタと気色悪い笑みを浮かべた３人組の不良だった。
不良1「なぁ、姉ちゃん。ちょっとお茶でもしてかない？」
不良2「この辺りはさ、めちゃくちゃ危ないんだよねぇ〜。可愛い姉ちゃん一人じゃあ怖いだろ？
俺達が大通りに案内する代わりに、お茶してくれよ。
なぁ、良いだろ」
一つ、思った事を言っても良いだろうか。
太宰が心中を申し込むのに慣れてしまっていて、何も感じないし、心中じゃないだけ未だ良い方だと考えてしまっている私は相当重症だと思う。
「…そういうのは、もっと綺麗で美人な人に云うものだ。
私の様な人間には向いていないよ」
遠回しに、相手が不快感を感じない程度に断る。
勿論、笑顔でだ。にこやかにすれば円滑に大抵の物事は進む。
然し、今回はそれが地雷だった様だ。
不良3「はぁ？何、俺達の親切心を無下にするんの？」
不良1「えぇー、俺傷ついちゃったぁ。
ねぇ、慰めてよ」
……厄介な人間だな。
お世辞とか絶対に分かってない部類だと思う。
何て、少し呑気に考えていると、不良の内の一人が私の肩に触れた。
不良2「ねぇ、此処から近い所に良いお店知ってるんだよね。
一緒に行ってくれるよね」
〈へぇー、何処に、誰を連れて行くのかな？
若しかして君達が今、悪絡みしてる人じゃ無いよね？
若しそうだったら、コロスヨ？〉
不良達が腰を抜かして、怯えた顔をする。
当たり前だ。彼等はあの子の逆鱗に触れたのだから……。
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無自覚サイコパス(プロフ) - ほのかさん» 喜んで(?)頂けて良かったです。では、夢主さんからどうぞ、「“死んでも良いわ”ってあの人に今でも伝えたいの。ほのかさんも、想いは何時でも伝えた方が良いわよ？」ほのか様、コメント有難う御座いました！！ (2017年12月25日 16時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 月が綺麗ですねぇぇぇ(´；ω；`)ｳｩｩ (2017年12月25日 15時) (レス) id: ac7138ced7 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - 無自覚サイコパスさん» とある事件！！楽しみです！！頑張って婚約者を推理するぞー！！！ (2017年10月16日 13時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» ヒントですね。答えは、とある事件の時に出そうと思ってますから結構後になります。頑張って婚約者を推測してみて下さい！ (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96a0b03bdb (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - ヒントか！！三文字なのか！！！！？？？？ (2017年10月15日 21時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2017年9月26日 22時
