恐怖と不安 ページ12
「…済みませんが、もう一度最初から話して頂いて貰っても宜しいでしょうか？
確かめたいので」
うん。之が一番妥当な応えだよね。
聞いてなかったとしても、確認としてなら相手も快く受け入れて貰えるし。
熊？「あ、それもそうだね！
足早に話してたし、ちゃんと理解し無いと駄目だよね」
幸薄男「チッ、一回で聞き取れよ。合理的じゃ無い」
…幸薄男さんって若しかして国木田君と同じく “理想” でも掲げているのかな？
熊？「もう、相澤君 駄目じゃないか！
彼女の戸籍が無い事とか、屋上から飛び降りた理由とか、色々聞かなくちゃいけないんだから！」
「済みません、帰ります」
校長だっけ…怖い、怖い怖い！
何で屋上から飛び降りた事知ってるの！？
戸籍とかも勝手に調べているし。
あれだ、乱歩さんの駄菓子を勝手に食べた時の無言の視線並に怖い。
「…って、アレ？」
……動けない？
「へい、リスナー！
今はイレイザーの “捕縛武器” で身柄を拘束してるから抜け出せないぜ！」
へぇー、そうなんだ。
確かに、不審な行動だった。
でも、拘束する程では無いよね？
之がこの世界では当たり前だとでも言うの？
まぁ、名前を言って無いから戸籍を顔だけで探すのなんて不可能に近いのに、言われて動揺して逃げ出そうとする。
一般的に生きていれば、こんな事に動揺何かしない。何かの手違いだと思うだろう。
良く良く考えれば、分かる事なのに……、
私は此処に来てから知らず知らずの内に恐怖や不安を抱いていたという事？
だから、普段は気付く事に気付けなかった？
頭がグルグル廻って、もう何が何だか分からない。
心臓がバクバクと鳴って、息苦しい。
〈一寸、Aの事を虐めないでよ。
大の大人が3人も寄って集って…前の不良と一緒じゃん。
A…一寸休んでて、僕が話ているから〉
混乱した頭に響く聞き慣れた声に縋って、私は意識を手放した。
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無自覚サイコパス(プロフ) - ほのかさん» 喜んで(?)頂けて良かったです。では、夢主さんからどうぞ、「“死んでも良いわ”ってあの人に今でも伝えたいの。ほのかさんも、想いは何時でも伝えた方が良いわよ？」ほのか様、コメント有難う御座いました！！ (2017年12月25日 16時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 月が綺麗ですねぇぇぇ(´；ω；`)ｳｩｩ (2017年12月25日 15時) (レス) id: ac7138ced7 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - 無自覚サイコパスさん» とある事件！！楽しみです！！頑張って婚約者を推理するぞー！！！ (2017年10月16日 13時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» ヒントですね。答えは、とある事件の時に出そうと思ってますから結構後になります。頑張って婚約者を推測してみて下さい！ (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96a0b03bdb (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - ヒントか！！三文字なのか！！！！？？？？ (2017年10月15日 21時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2017年9月26日 22時
