無理をすると云う事 ページ32
違和感を感じながら、教室を出た。
それは、普段着慣れない服を来ているからだと自己解釈していたのだが、どうやら違った様だ。
早く何時もの服に着替えて仕舞おうと、会議室の中にある部屋(空間)へと足を伸ばせば、立ち眩みが起き近くの机に寄り掛かる。
〈A！
……若しかして、無理したの？〉
逸早く危険を察知したのかリオネ(人形)が飛び出して私を支えた。
そして、怒った様な顔で私に問う。
それはそうだろう、私は彼と約束していたのだから。
__無理しないで__
そんな簡単な約束ですら今の私には守れないのだ。
ギュッと胸元にある首飾りを掌で握る。
あの人との約束も……私は守れなくなるのだろうか？
〈A、僕が此方と其方を仲介する人形を創る。
だから……身体に負荷が掛かる様な無茶はしないで欲しい。
次、無理して繋ごうとしたら此処の人間を人形にするから〉
私を涙目ながらに睨むその姿は何だか可愛らしくも見える。
だか、リオネの言葉で私は私が思っていたよりも非情だと言う事が分かって仕舞った。
彼が この世界 に存在する人間を人形にしたとしても、きっと何も感じないだろう。
それも 他人だから と言う理由一つで………。
今も、私は彼に怒りを感じてはいない。其れは詰まりそういう事だ。
「ふふっ、其れは脅しになるの？
リオネも無理しないでね」
〈……Aみたいに計画性のない無理はしないよ〉
自虐の笑みを浮かべる私をそっと横に抱き上げ、部屋へと戻る。
短い付き合いだが、彼は此処まで心を私に開いているのだ。
何時か、リオネに会う前の私の過去を話さなければ成らない日が来る。
その時は確りと彼の目を見て話したい。
私とあの人との出会いから話そうか？
それとも前職に入るキッカケからだろうか？
これから先の未来を考える事が愉しく感じるのは、きっと彼等＿武装探偵社のお陰だろうな。
私はリオネの温もりを頭に感じながら意識を手放した。
白昼夢の様な＿＿坂口安吾said→←生徒への説明＿＿said無し
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無自覚サイコパス(プロフ) - ほのかさん» 喜んで(?)頂けて良かったです。では、夢主さんからどうぞ、「“死んでも良いわ”ってあの人に今でも伝えたいの。ほのかさんも、想いは何時でも伝えた方が良いわよ？」ほのか様、コメント有難う御座いました！！ (2017年12月25日 16時) (
レス) id: d954a9a9d2 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 月が綺麗ですねぇぇぇ(´；ω；`)ｳｩｩ (2017年12月25日 15時) (レス) id: ac7138ced7 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - 無自覚サイコパスさん» とある事件！！楽しみです！！頑張って婚約者を推理するぞー！！！ (2017年10月16日 13時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
無自覚サイコパス(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» ヒントですね。答えは、とある事件の時に出そうと思ってますから結構後になります。頑張って婚約者を推測してみて下さい！ (2017年10月15日 23時) (レス) id: 96a0b03bdb (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - ヒントか！！三文字なのか！！！！？？？？ (2017年10月15日 21時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無自覚サイコパス | 作成日時：2017年9月26日 22時
