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もっと深い理由があると思っていた如月は花沢は「え？」っと言う
山之内「痛いのは嫌だろ？打たれる方も打つ方も……」
山之内の右腕には赤紫色のあざができており、鳴宮はそれに気づいた
鳴宮「遼平の言いたいことなんかわかる。弓道のいいところは相手を倒さなきゃいけないスポーツと違って自分が大事ってとこだよな……相手がいることにはいるけど、えっと」
竹早「相手をやり込めるより自分がより優れた成績を収めればいい」
鳴宮「そう！それ！」
鳴宮の言いたいことがわかり要約する竹早は翻訳者だ
小野木「自分をしっかり保つ心意気でやる」
如月「究極の自分探し！みたいな？」
妹尾「ナルシストっていうんじゃない？」
花沢「弓引きは自己肯定タイプ多いよね」
白菊「己をきちんと持ってない人は何事でもブレるものですからね」
A「狙いとかね」
山之内「あー！それ！狙いだよ！俺県大会から全然中んないんだけど〜」
Aの言葉に反応した山之内は顔を青ざめ頭を抱えた
如月「全然ってことはないっしょ」
竹早はスマホを取り出し採点簿の山之内の記録を見た
A「マサさんはなんて？」
山之内「あえっとーいつも通り狙えてないとか言ってた」
鳴宮は起こし金の取っ手を弓の握り皮に見立てて手の内を作ったりするが弓が引きたいとつい声に出してしまった。山之内は同意する
小野木「湊は朝引いたからいいじゃねぇか」
鳴宮「ぜんっぜん足りないから！」
鳴宮は入部当初よりだいぶ前向きになった
鳴宮「はぁ……マサさん、神社にいるかな？」
鳴宮の言葉により男子は走って神社に向かった
A「まだ体力あるのね」
花沢「すごいな〜それにしても部長まで」
妹尾「バカだな〜」
白菊「でも、少し羨ましい」
とある高校にて、薄水色のパーカーを着た男が県大会決勝の藤原の射をスマホで見ていた
？「だっせ！常勝桐先が負けてんなよ……へぇこいつら(このハチマキAも付けてた……)」
すると別の男が彼を「二階堂」と呼ぶ。呼ばれた彼はパーカーを脱ぎ弓を引く
二階堂「ぶっ潰す」
二階堂の怨恨の矛先は……
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作者名：奏 | 作成日時：2023年2月6日 10時
