第23Q ページ24
赤司「おっと」
みっちゃんが落としそうになったタオルの入ったカゴをすんでのところで赤司が支える。
チッ、んだよ紳士ぶりやがって！
赤司「気をつけて、あとありがとう。日々チームを支えてくれている事に感謝しているよ」
何言ってんのコイツ、ちゃんと日本語喋れや。
私にはきっと「鈍臭すぎて泣けるよ、あ、笑い泣きの方ね」とか笑顔で言うくせによ！
いつからそんな丁寧に話せるようになったんでしょうか、ワタシスゴイキニナリマス。
赤司「行こう緑間」
真ちゃんと一緒にどこかへと行く赤司。
おー去れ去れ、どこにでも行くがいい。
ただし真ちゃんは置いてけ、私の癒しだ。
「やっぱ赤司様もいいよねー！？」
杏「結局カッコよければ誰でも...って様ぁ！？」
「だって1年生でもう副部長だよ！？しかも家すごいお金持ちなんだって！」
杏「まぁそれは知ってるけど...」
様はやりすぎなんじゃ...？
絶対図に乗るからアイツ。
私に自慢しに来るよ、「オレ、今日様付けで呼ばれちゃったんだよね(ｷﾗｯ」とかね。
あああ想像しただけで腹立ってきた！
殴らせろ！なんか殴らせてくれ！！
「いいなー！さつきちゃんと杏ちゃんはカッコいい幼馴染がいて！！」
「キャー！」と言って両手を組むあたり、本当に羨ましいのだろう。
私はあんなの幼馴染で嬉しいと思った事なんて、両手で数えれるくらいだけどね。
杏「あ、さつき、悪いけど私もう上がるわ。赤司にも今日一緒に帰れないって言っといて」
桃井「うん、分かったっ。気を付けてね！」
手を振る3人に私も手を振り返し、体育館を去る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふーき | 作成日時：2017年4月24日 18時
