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再会 26 ページ26

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あちっと顔を歪める晴。
どうやら、私の発言に驚いて火傷したらしい。


晴、猫舌だもんね。








『 ねえ、何か聞き出そうとしてない?
私が健人くんの、』


婚約者だって。






晴 「 は?何で彼奴が出てくんだよ… 」


私と健人くんの婚約がバレたわけじゃないのか…




フーフーと珈琲を冷ます晴は小動物みたいで凄く可愛い。







『 …っあ!じゃあ、晴が昔から集めてたよく分からないもののこと? 』


運、なんたらとか??



今も集めてるのかな、
………効果があるようには見えないけど




晴 「 、あ、あっ…その、」



『 晴が気にしてるんなら絶対誰にも言わないよ、今更だし、』



そんな事した所で何か得するわけでも無いし。
晴が嫌なことを態々するような鬼じゃない。





『 だから、ほっといてもらって大丈夫だから 』


ただでさえ、健人くんで頭が回らないっていうのに晴まで入って来たりなんかしたら、私の頭はパンクしてしまう……









晴 「 …俺のこと一人にさせといてよくそんなこと言えるぜ 」


『 っそれは……申し訳ないと思ってるけど、 』



5年前、突然晴の前から消えた。
晴が許せないのも分かってる。



分かってるけど、




『 でも私、英徳に居たいの。
他の学校じゃどうしてもダメなわけが……』



そこまで言うと晴の方からガタッと音がした。









晴 「 ……驚いた 」


『 え? 』


晴 「 まさか、お前もそうだったとはな!」


『 お前も? 』



何処と無く興奮して私の前の席に座る晴を不思議そうに見つめた。

な、何を仰っているのでしょうか?







晴 「 英徳に居たい理由だよ!! 」




晴 「 ……F4だろ?」



自慢げに頬ずえをついてキラキラとした目で私を見る彼はまるで少年のよう。




F4って晴が好きな…ど、道明寺さん?とかいう…?


な、なんで??





『 あのね、晴、』


晴 「 まさか、Aも彼らに憧れてるとは…!!」


『 ご、ごめん、ちょっと話っ、』


晴 「 っ付いてこい!! 」


そう言って立ち上がった晴は一口も手をつけていないパンケーキを置いて私の手を引いた。






え、ええ…っ?



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作者名:ゆんまる。 x他1人 | 作成日時:2018年4月19日 18時

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