【ポケモンXY】俺とポケモンたちの友情【ルカリオ】

１７話　「陸上と空中」 ページ19

Aside




ゴリ押そう。とは言ってみたものの・・・。



「うっわ！！ぜんっぜんあたらねえ！」

・・・察して頂けただろうか。そう、イーブイは陸上からずっとシャドーボールを連発している。
だがビビヨンは空中を移動できる。つまり攻撃は当たり難いのだ。


「ビビヨン！まとわりつく！」

「切り札で追い払え！」

油断したら、イーブイは逃げられない状態になる。それがとても厄介だ。
瀕死にはさせたくないし・・・。どうしようか。

「風おこし！」

「電光石火でよけろ！」

イーブイは電光石火で風おこしが当たらない場所に避難する。
・・・どうすれば、技があてられるだろうか。

「まとわりつく！」

「あっ！しまった！」

考えている内に、ビオラはまたまとわりつくを指示した。
俺は反応に遅れて、イーブイにまとわりつくがヒットした。

もう、逃げれない・・・？
いや、逃げれないんじゃない。逃げなくていいんだ。
お陰さまで至近距離で技を当てられる。

「いっけえ！シャドーボール！」

「！しまっ・・・！！」

しまった。それをビオラは言おうとしたのだろう。・・・ビビヨンにシャドーボールが当たって、ビビヨンが戦闘不能になる。

「・・・よっしゃあああああああ！！」

勝った。ジムリーダーに勝った。それが嬉しくて、イーブイを思わず抱き寄せた。

「ありがとう！イーブイ！」

イーブイも嬉しそうに一鳴き。後ろに立っていたルカリオがテレパシーで俺に言葉をかける。

『おめでとう。A。』

「サンキュ！ルカリオ！」

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