質問タイム 上杉視点 ページ8
林:「以上です。」
話が終わっても、俺達はただただ黙っている。
信じられないからだ。
林田から聞いた立花の言動を、行動を。
そして若武がふぅと息を吐き、
若:「何か質問のあるやつはいるか?」
…ありすぎて、どれから聞けばいいか分からない。
美:「アーヤが、いじめをした証拠は?
若武がこの会議を開いたってことは、
そういうことなんでしょ?」
若:「あぁそうだ。林田あの動画見せてくれるか?」
動画?
林:「構いません」
そう言うと、iPdを取り出して再生ボタンを押した。
その動画の内容は、悲惨過ぎた。
校舎の裏のせいか少し暗い場所で、
顔は見づらかったが立花と思われる人物が、
林田の前に立ちはだかり
(彩と思われる人物も、話すとき彩です。作者)
彩:「今日のサンドバッグターイム♪」
そう楽しみにしていたように告げ立花は、
林田をグーパンした。
鈍い音がして、そのまま林田はお腹をかかえてうずくまった。
その後も林田が無抵抗ということをいいことに、
殴り、蹴り、暴言を吐いた。
俺は途中、見てられなくなり目を背け他のメンバーを見た。
若武は、一度見た事があるのか見たくもないという目をして俺達の反応を見ていた。
小塚は、今にも酷すぎると言い出しそうな顔をしていた。
黒木は、目を丸にしながらもその動画をしっかりと見ていた。
美門は、複雑そうな顔をしていてあまり感情が読み取れなかった。
七鬼は、じっと動画を見ていた。
そんなに面白いのか?と思ったが七鬼はAIのエキスパートだ。
恐らく合成などの疑いを気にしているのだろう
さすがとしか言いようが無い。
そんな事を考えている内に動画は終わった。
林:「これでご理解頂けましたか?」
美門はチラッと七鬼を見つつ、
美:「あぁ」
七鬼が何も言わないという事は、合成などでは無い本物の動画なのだろう。
林:「それなら良かったです。」
若:「他に質問は?」
誰も言わなかった。
キーン コーン カーン コーン
キーン コーン カーン コーン
予鈴が鳴った
若:「時間だな。授業が終わり次第談話室1に集合だ。」
「林田たちも来てくれて構わない」
「それでは解散」
そう言って若武が帰っていった。
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赫莉(プロフ) - ろーるさん» 夜分にすみません。頑張って書きます! (5月1日 23時) (レス) id: 0c1961b728 (このIDを非表示/違反報告)
赫莉(プロフ) - 琴美さん» 夜分にすみません、なるべく更新出来るように頑張ります! (5月1日 22時) (レス) id: 0c1961b728 (このIDを非表示/違反報告)
赫莉(プロフ) - さなさん» 夜分にすみません!これからも頑張らせていただきます! (5月1日 22時) (レス) id: 0c1961b728 (このIDを非表示/違反報告)
赫莉(プロフ) - うえむーさん» 夜分にすみません。コメントありがとう御座います。 (5月1日 22時) (レス) id: 0c1961b728 (このIDを非表示/違反報告)
ろーる - 続きが楽しみです! (4月12日 22時) (レス) @page12 id: 217ff07e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赫莉 | 作成日時:2024年2月27日 15時