【ブルーロック】あなただけを見つめてる【糸師凛】

episode51 ページ2

私が戸惑って動けずにいると、凛くんは目を細めまっすぐ見つめていた瞳をズラして言う



「なんでもねぇ」


『なんでもないことないでしょ、なんかっ』



いつもと様子の違うので声をかけようとするが、それは凛くんによって遮れた




「今はただ試合に勝つだけだ、お前が言う凪とかいう奴がどんな奴なのか見てやる」


『なんで今凪が出てくるの？』




すると凛くんは驚いたような表情をして横目で「さぁな」と言い残して試合会場へと行ってしまった




私はどうすべきか分からず、立ち尽くしていると後ろから潔くん達のチームがやってきた


蜂「あぁ！Aちゃん！おはよ〜」


『蜂楽くん、おはよ』


潔「今先に行った奴って凛だよな」


『えっ、うん』


「ふぅ、やるか」


今までの潔くんからは考えられないようなかっこよさがあるなと考えていると


「俺にはあいさつなし？」


『おっおはよう、凪...』


「A...変に意識しすぎ」



凪は不機嫌そうに口をバッテンにした



『意識しろって言ったのは凪でしょ..！』


「そうだけど、そうじゃない」



蜂「なになに？なんの話？？」


私はどう言えばいいのか、これは説明するべきなのかどうすればいいか困っていると凪が口を開いた




「Aが俺のこと好きになるって話」



「「えっ」」2人が声を合わせて驚いたような顔をした



『全然違うから！昨日話したことだよ...』


蜂「それが気になるんだけど」



『内緒です！ほら試合だよ。気持ち入れ替えて！！』











そう言って私は3人の背中を押した

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