【HQ!!】Q,｢女子との接し方｣とは

接し方No.5 ページ6

oh......ティーチャー
お主はなぜそこにいるのだ

お主がいるべき場所はお主の帰りを待っている妻や娘の所だろう
さぁ今からなら間に合うからさっさとお帰り



｢俺に妻も娘もいねぇよ｡はっ倒すぞコラ｣

｢お気の毒に……合コン行ってくれば？｣

｢行かねぇよ！そもそも誘われねぇよ!!何か辛くなってきちまったじゃねぇか!!!!｣

｢どんまい｣

｢顔が笑ってるぞおい!!!!!!｣



数学の授業
点Ｐが何秒に何cm動くとかなんとかの計算練習中｡先生と私の不毛な争いを繰り広げていた


まぁ半分は聞いてないけど
数学の先生はひと通り喚き散らし、ひと通り悶絶した後『お前、頭は良いんだからさっさと解けや』と吐き捨て、教卓の方に戻っていった


やっと私の凄さを認めたわね！
その勢いで私の美しさも認めなさいよ！

ふんすっと鼻を高くしてると、前の席の瀬見が振り返った



｢お前のどこが美しいんだよ｣

｢うるさいわね！よく見なさいよこのつぶらな瞳!!｣

｢目ぇ死んでんじゃねぇか｣

｢アンタが目の前にいるからよ｣

｢はぁぁぁあん!?｣



『どーゆー事だよ！』とギャーギャーうるさい瀬見を放って、練習問題をスラスラと解く
まぁこのくらいの問題だったら余裕ね

なんたって私は推薦入試でこの高校を受けたのよ
もちろん勉強の

普段私の事を散々バカにしてるバレー部の奴らも私の頭の良さを知った途端、成績に関しては何も言わなくなった

そう、成績"は"
粗探しするように成績以外の事でバカにするようになったよふざけんな

その元凶が目の前にいるよコンチキショー


八つ当たりにも近いが瀬見の背中をグーで殴った



｢俺何かした!?｣

｢うん｣

接し方No.6→←接し方No.4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す