気まずい合同任務な人間だ ページ17
「え?いいの?」
『うん!刀持ってると歩きにくいでしょう?
だから、先に向かっといて、煉獄さんでしょう?あの人の事だから直ぐにわかるよ』
そう言ってはそそくさと切符売り場へと向かう。
全く合わせる顔がない、合わせたところで何になる。
いやいやしかし、もう任務は開始されている……
ここは私が諦めて受け入れなきゃいけないのか
そう思いながら、4人分の切符を買って、騒がしい所へと向かえば「俺の継子になるといい!面倒を見てやろう!」という声が聞こえてはすぐさま反応した。
『何故!私じゃあないんですか!?』
「ん!?六鬼少女の姿が無いと思えばそんな所にいたのか!!」
「えっ!?えっ!?待ってください!!Aもなんで急に……ってどこ見てるんですか!?」
「炎の呼吸は歴史が古い!」
そう言って、煉獄さんは呼吸についてを説明していたところ、私は善逸達に切符を渡した。
「ねえ、もしかして簪をくれた人ってあの人?」
『え?』
「なんだ?かんざし?なんだそれ」
「ほら、女の人が頭にさしてる髪飾りだよ
例えばあの人のようなものとかが簪」
「ふーん、じゃあなんでお前の頭にかんざしがささってないんだ?」
「女だろ?お前」
『そう簡単にさしてたら、戦闘中に私の頭血だるまになるわ、お洒落をする為に持ってる訳でもないし、鬼殺隊の私はあまりこういうのは付けれないから』
「A…」
「じゃあ!しのぶみたいなのはどうだ?
あれなら頭もぶっ刺さらねえし、それが嫌なら子分の髪についてるやつもいいな!」
『ふふっ、ありがと、伊之助
また今度探してみるよ』
(多分、あの人はあの人の前であの簪を付けた方がAにとっても、あの人にとっても幸せなんだろうな…、あぁ、俺も禰豆子ちゃんにお花をっ!!)
「って危ない!!馬鹿、この!!」
窓から飛び出す伊之助を見てはおかしくなっては微笑んだが1番の本題に入るため笑みを消しては口を開いた。
『伊之助、危ないよ、いつ鬼が出てくるか分からないから中に入ってて』
そう言えば、伊之助と善逸はぴしりと体を止めた。
善逸の方は顔を真っ青にしては「え?」と呟きこちらへと振り返った。
「嘘でしょ!?鬼でるんですかこの汽車!」
『嘘じゃないですよ、ねぇ?煉獄さん』
「うむ!出る!」
「出んのかい!!嫌ァーッ!!」
そう、この汽車に鬼が出ることはこちらでも情報は伝わってきている。
短期間のうちにこの汽車で40人以上の人が行方不明となっていた。
夢と現実に見分けがつかない人間だ→←不機嫌だがそこに居座る人間だ
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作者名:ハクリン☆(中二病JC) x他1人 | 作成日時:2019年8月3日 22時