第2話 ページ4
zm side-
俺は男から離れる。すると男は悲しそうに目を伏た後、上目遣いで俺に近づいて来た。
???「つれないねぇー。んー、僕悲しいなぁ?」
すると男は俺の服の裾を掴んで来た。
zm 「ど、どういう事や!?」
だんだんと近づいて来る男に、俺は後ずさりする。男の方は悠々と歩いていて、俺との距離は狭くなるばかりだ。
後ずさりをしていると何かにぶつかる。鉄格子だ。これ以上後ろに行く事が出来なくなった俺は、ナイフを取り出し、構える。
gr「おいゾム。何をしている?」
グルッペン達は速く逃げない俺に疑問を持ったようだ。振り向くことすら出来ないほど俺は、妖艶に笑う男の青い目から目が離せなくなっていた。
???「いい子ねぇ。そのままじっとしてて。」
男が俺の前に座り、フードに手を伸ばした。なんの抵抗も無く、俺の顔は露わになる。
???「あら、可愛い。」
すると男はクスッ、と笑う。俺は全く動かない体を動かそうとする。
gr「ゾムから離れろ。」
???「っきゃ。」
男を牢の中に入って来たグルッペンが俺から引き剥がす。すると俺の体は動き、牢の外に出て距離をとった。
俺はフードを深く被り直し、男に目を向ける。
???「痛いなぁ。女の子に、暴力振るっちゃだめだよぉ?」
gr「お前は女ではない。」
???「フフッ。そうだったわねぇ。」
グルッペンを前にして、全く様子が変わる事のない男を見て、俺は驚く。
(怖がっている様子もないで!?)
gr「お前、名は何と言う?」
???「Aだよぉ。」
グルッペンはオスマンの方を向く。するとオスマンはまた首を振った。
『ねぇねぇ。さっきから一言も喋らない人の方を見てどうしたのぉ?』
『僕が嘘ついてると思ったぁ?』
gr「!?」
男は鉄格子の方に行き、オスマンに手を伸ばす。
『僕は嘘つかないんだぁ。脈でも見る?良いよ、このままでも。』
gr「……面白い。」
os「グルッペン!?」
『!!喋れるんだぁ。』
gr「面白い。面白い。面白い面白い面白いおもしろいおもしろいオモシロイオモシロイ!!」
またグルさんの発作が始まったようだ。トントンがこれを見たらどうなる事やら。
Aもグルさんのこの様子には、流石に驚いているようで、目をパチパチさせている。
gr「Aとやら!」
『!?な、なぁに?』
gr「俺達の仲間にならないか!!!!」
俺はトントンに怒られる未来を見て、グルッペンを睨んだ。
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人格 変動なし。
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ザックザク(プロフ) - 夢みた猫さん» コメントありがとうございます！！読んでいただいて本当嬉しいです！！！元気になりましたwwほんとありがとうございます！！！ (2020年5月19日 14時) (
レス) id: 4500345d4c (このIDを非表示/違反報告)
夢みた猫(プロフ) - 更新ありがとうございます！私は初コメですが、楽しく読ませてもらっています！他の方にはなかなかない設定なので内容はなんとなくではありますが覚えているので大丈夫です！これからも楽しく読ませていただきますので、頑張りすぎない程度に頑張ってください！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 1ac7f0a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ザック(プロフ) - かなとさんありがとうございます!気付きませんでした。 (2019年10月17日 20時) (レス) id: 4cb8e8b04b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月17日 20時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ザック x他1人 | 作成日時：2019年10月17日 20時
