chapter 19 ページ22
「もう大丈夫だよ」
アナタがいなかったら、私は大丈夫でした。
「あ、あの修司くん。どうしてここに?」
「え?家のクーラーが壊れたから涼みに来たんだ。近所だから」
す、すごい偶然だね。
「でも、よかった〜。ネズミ講の誘いを未然に防げて」
「………修司くん、誤解してるよ?あの人は中学の時の同級生なんだって」
「そうなの?」
「うん」
やっと分かってくれた。
「……告白、されてたの?」
「え?うん、そうだね……。」
……沈黙。
「俺と別れてあの人と付き合うの?」
「だったらどうする?」
私はちょっと意地悪を言ってみた。
「……困る。」
……困る?
「Aちゃんが他の男の人と楽しく話してるの見ると、なんか、胸の奥がモヤモヤして気持ち悪くなるから……困る。」
そう言った修司くんの顔は真っ赤だった。
………ヤキモチ?
「モヤモヤする……」
そう言って顔を真っ赤にした修司くんは、なんだかとても可愛かった。
「ウソだよ!」
私は笑顔で言った。
いつのまにか、「異常な日常」でもなんでもよくなっていたんだ。
私は、修司くんの彼女でいたい。
由梨が言っていた「彼のアホなところが好き」という意味が分かる気がした。
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作者名:Smile | 作成日時:2017年8月26日 12時