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・
「ちょっと来て。」
『ちょ、ジミン。離して。』
「いいから。」
二人のことを避けに避けまくって。
今だって前から歩いてくるジミンに気づかないフリをしてきた道を帰ろうとしていた。
そしたらジミンに、腕を掴まれて。
びくともしない力で強く掴むジミン。
怒ってる？そりゃ怒るよね。
あーあ、ついに絶交でも言い渡されるのか。
自分で選んだ道なのに、
どうしてこんなにも涙が溢れてくるんだろう。
「A……え、泣いてる？
ちょっと待って泣かせるつもりないのに。
それに泣きたいのは僕達なんだけど。」
つれてこられたのはいつかの小会議室。
シーンと静かで重い。
あーもう。そういって笑いながら少し雑に涙を掬うジミン。
『…ジミン、痛い。』
「うるさい。僕達を散々無視したやつが生意気。
これぐらいでちょうどいいよ。」
だめだよ。優しくなんてしたら。
『私のこと、最低な奴って思ったでしょ？
…嫌いになった？』
嫌いって言って。
大っ嫌い、って突き放して。
「…はぁ。お前、本当に馬鹿だね。
僕達がそんなちょっとやそっとで嫌いになると思ってる？そりゃぶっ飛ばしてやろうかと思うぐらいむかついたけど。
でも僕達ってそんなんでバラバラになるの？
それに知ってるよ？Aが僕達をだーい好きだってこと。」
『ジミ、ン…』
ほっぺをぎゅっと摘んで、
目をしっかりと合わせてくる。
ジミンの細く伸びた糸目を見れば見るほど、
視界が歪んで。
「ああもう！泣きたいのは僕だっての。」
『ジミン、私、辛いよ。
二人と離れたくないよぉ…』
「だから言ってるじゃん、そう簡単に離れないよ。
離れられない。それに、もしバラバラになっても何度だって僕がなおすから。」
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k-pop大好き - とても、切ないお話でした。。推しがテテなので、過去に失った大切な人がテテと知ってモヤモヤしました。。最後、テテが主人公を呼んだ時に涙が止まりませんでした。。 (2021年1月4日 13時) (
レス) id: 148acec4a4 (このIDを非表示/違反報告)
kore(プロフ) - あきさん» あき様、コメントありがとうございます。面白いと言っていただけて嬉しいです…！私も書きながらどんよりした気持ちになりましたね…。なのでハッピーケース！！ハッピーになってもらえたらなと思います！！ (2020年10月9日 22時) (レス) id: 2761e1482c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 読み進めていくなかで覚える違和感、最後の一行ですっきりしました。が、気持ちは、、、泣。どうかハッピーケースが訪れますように！とても面白かったです！！他のお話の更新も楽しみにしてます。 (2020年9月7日 1時) (レス) id: 93ffcf3bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バム. | 作成日時：2020年9月6日 3時
