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II ページ2

私の双子の姉はとっても可愛い。
二重で目がぱっちり。鼻もすらっとしていて唇も淡いピンク。しかも見本のような形。顔も小顔で可愛らしい。
私の姉はクラスの中心的な人。
私とは違う。私はいつもクラスの隅っこで生きている。
もちろん虐められている。
姉のように可愛くないから。
姉のように人気じゃないから。
姉のように喋らないから。
姉のように頭が良くないから。
姉のように才能が多いわけじゃないから。
姉のように、姉のように、姉のように。

そんなことを言われ早数年。
卒業も近づいてきた時期。私に対する虐めを止める気配はない。姉も見てみぬふり....ではないか。一緒に虐めてきていた。先生も助けてくれなくて。毎日起きるのが辛かった。毎日姉に暴言を言われ続ける日々。

けどそんな日々からも卒業する。

高校。
姉は頭の良い高校に行くらしい。けど、私にはそんな所行けないから。そこらへんの高校に入ろうと思う。これで姉とお別れできると思う

いや、


思ってた。


姉は高校を落ち、私と同じ、そこらへんの高校に行くらしい。そう言われた時は部屋で泣き崩れた。また、あの日々が続くのかと思うと。高校への入学式が近づくにつれて、自分が壊れていくのを感じた。毎日朝起きてカレンダーを見る。あと15日、あと14日、あと13日....

地獄のカウントダウンだった。

カレンダーを見るのも疲れてきたころ。朝起きてトイレで吐くのが習慣となった。中学でされてきたことが、また高校でもされるのかと思うと体の震えと吐き気が止まらなかった。

食事も喉を通らない。


食べてみてもすぐ吐いてしまう。母親に申し訳なかった。こんな私に料理を作ってくれている自体が嬉しかった。


高校の入学式が始まるまでの期間は休みである。だから姉は中学の友達とよく遊びに行っていた。だから、家にもいなかった。父はよく仕事に行っていて家にはいない。母は家にいることが多く、家事や料理、洗濯物をいつもしていた。私が手伝おうとすると断れることが多かった。


姉が帰ってくるのはいつも夜。


私がちょうどお風呂から上がった時に帰ってくるのが多かった。パジャマを着て歯を磨いている時によく洗面所に手を洗いにきていた。毎度毎度キモイと罵られる時間だった。


けれど私の楽しみは一つだけあった。


それは絵を描くことだ。

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目からアラル海(プロフ) - 蝶って言う表現がめちゃめちゃ好きです!姉さんをクズ中の屑にしたってください!!(ニッコリスマイル) (2023年1月4日 15時) (レス) @page13 id: ee7bbf8072 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 無名さんさん» コメントありがとうございます。姉をもっともっとクズにしていきたいと思います。早く主要人物の絡まれたいですね。 (2022年9月18日 11時) (レス) id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - うっ、、好きです、夢主ちゃん…顔は可愛いと思うけど…それ以上に自分を諦めないで欲しいなぁ…お姉さんくz((ん。仲良くなれないなぁ…この作品めっちゃ好きです!!体調に気をつけて投稿頑張ってください! (2022年9月18日 10時) (レス) @page11 id: 2e8045659d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:人間 | 作成日時:2022年9月4日 22時

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