33話 ページ41
あれから時間が経ち朝食の時間になった
私はこの世界に来てからとゆうとずっと日記をつけていた
もし私が死んだ時のために
まぁ死んだら読めないけど書いていた方がいいと思ったのだ
「拝啓」から始まる肩苦しい日記
外はさっきのような嫌になるほどの青空ではなく
黒く濁った雲が立ち込め大粒の雨が降り注いでいた
私は静かに部屋から出ていつも通り食堂に向かう
やはり寝なかったことから頭痛がする
あまりに痛かったため私は廊下でうずくまった
壁によりかかりながらしゃがむ
目を閉じる
ガンガンと鳴り響く頭痛がまるで過去の自分を思い出すような、そんな感覚に襲われた
もう、朝食なんてどうでもよかった
今すぐ似ても全てを吐き出してしまいたい
そんな苦い過去が私を襲う
上手くが呼吸ができない
その感覚が昔クラスメートから向けられた視線に似ていて
"もうあの時の自分じゃない"
そんなことをずっと頭で考える
だが、あの時の視線や表情
全てが不快だった
シアワセになった私への贖罪だろうか
やっと、友人ができたのに
なおちゃんやチーノさん
ここに来てから嬉しいことが沢山あった
その反面これが夢なのだろうか、幻覚じゃないのか、ずっと考えてしまう
閉じた瞳から涙が零れる
白すぎる自分の頬を伝う涙
私はゆっくりと立ち上がり食堂から反対へ歩く
.....さっき色んな人と関わってみるって行ったばっかなのになぁ
だなんて考えながら、私はチーノさんに連れてかれた庭に向かった
「やっぱりここ綺麗だな」
そんな言葉を零しながら濡れているベンチに座る
スカートから伝わる冷たい水の感覚
いつもだったら不快でしょうがないが今はどうでもよかった
さっきちゃんと寝ておけば良かったのだろうか
自分の行動に後悔する
さっきより強くなった雨が私を濡らす
髪から伝う雨が私の足元にある水溜まりに波紋を作った
周りにある薔薇がまるで私をバカにしているような感覚だった
ふと、考えてみた
なぜ自分は生きているのだろう
この前だってそうだ
大体死にたかったのに
理由は簡単
きっとこの世界で生きていくきっかけが出来たのだろう
元の世界の自分じゃないから？
.....きっとその影響もあるだろうが違うとおもう
何故か無性に生に縋っている
......今死のうとしたら分かるのだろうか
私はぼーっとした表情で立ち上がり近くにあった薔薇の茎を折る
握りしめた手からは赤い血が垂れていた
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るきあ(プロフ) - なおちゃんルートが良いんですけど投票…負けるな（泣） (2022年1月14日 0時) (
レス) @page35 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
ネオ(プロフ) - コメント失礼します！私個人としてはにじさんじが読みたいです！よろしくお願いいたします。 (2022年1月5日 12時) (レス) @page47 id: 87cf425ade (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 西園寺麗奈さん» コメントありがとうございます！文ストですね！票に入れておきます！！！！ｺﾒﾝﾄｱﾘｶﾞﾃｪ⤴︎ ⤴︎⤴︎ (2022年1月5日 11時) (レス) id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)
西園寺麗奈(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも応援させていただいております…！個人的には文ｽﾄが読みたいです…よろしくお願いします！ (2022年1月5日 11時) (レス) @page47 id: 187d02f989 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - ちょい遅くなりましたがアンケート終了させて頂きます！ (2021年12月16日 5時) (レス) id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間 | 作成日時：2021年11月23日 11時
