嘘つきお姫様2 (ページ21)

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六十八話ボルトside ページ21

桃華…

病室を出る時、怪我を見た

頭を強く打ったらしい

俺は…何をやっていたんだ！

桃華に約束したのに！

絶対…守るって約束したんだ

それなのに…俺が適当にやってしまったから

ちゃんとやっていれば、いつも通り

外回り出来てたはずなのに！

そしたら…下水処理場の事件だって

気づけてたかもしれないのに！

ナルト｢ボルト…｣

あっ！父ちゃんならゴーストの事…！

｢なぁ…父ちゃんもゴーストの事
追っているんだろう？
なんか知っているなら、俺たちにも
教えてくれよ！｣

すると…急に耳を引っ張ってきた！

｢イテテテ！
何するんだよ！｣

ナルト｢いいから…来い｣

なんなんだよ！急に！

緊急治療室についた

ナルト｢その目で、よく見るんだ｣

｢これは…｣

ナルト｢今日、桃華を襲った人間だ
体内のチャクラを全部失っていたそうだ
いいか？
これまでの事件でお前達が無事で
いられたのは、ただ運がよかっただけな
んだ！
もうガキの探偵ごっこじゃあ済まされな
くなっている｣

ごっこ…

違う！

｢そんな事分かってるよ！｣

ナルト｢いや！お前はまだ戦いの本当の
恐ろしさを分かっていねぇ！
まずはアカデミーを卒業しろ
…話はそれからだ｣

そんなの…

｢そんな言い方ずるいってばさ！｣

シノ｢ボルト達は職業体験をしていただけだ
俺の言いつけ通りだ
そうだよな？ボルト｣

後ろを振り返ると、シノ先生がいた

でも…素直に頷けない

ナルト｢シノ…コイツはまだ子供だ
分別がつく歳じゃねぇ｣

シノ｢そうかもしれない…
たが、子供は大人以上に働きを見せる
…大人扱いをすればな｣

｢シノ先生…｣

シノ｢それに…ボルトに何が出来ないかは
担任である俺がきちんと把握しているつも
りだ｣

ボルト｢ハァ…そこまで言うなら
お前に任せるってばよ｣

そう言うと父ちゃんは消えた

シカダイ｢先生…｣

ボルト｢俺たち…絶対事件を解決してみせるか
ら！｣

シノ｢勘違いするな
お前達に解決して欲しいと言った覚えはな
い
だが…この俺を救ってくれた桃華なら
こうするだろうと思ったからだ
それに…今更お前達を子供扱いするつもりは
ない｣

｢先生…！｣

俺たちは…絶対！

解決してみせる…

そして…桃華も

今度こそ！守ってみせるってばさ！