六十四話 ページ17
事件現場に着いた！
でも…やっぱり間に合わなかった
分かっていたけどね…
ミツキ｢あはは…間に合わなかったみたいだね｣
シカダイ｢一足遅かったか…｣
｢残念だね…｣
ボルト｢ちくしょう！
次こそは俺たちの手で捕まえてやるから
なァァァ！｣
それから…家に帰ることになり
ボルト達は、いつも通り送ってくれた
あっ！
シカダイをなんとかしないと…
私は家を出て、ボルト達が別れて
帰り出すのを待った
バレないようにしないと！
よし！別れた
シカダイの所に行きますか！
｢シカダイ！｣
シカダイ｢桃華!?
どうしたんだ？｣
｢少し…話をしない？｣
…今シカダイと近所の公園にいる
さてと…
｢シカダイ…
郵便配達の時のことなんだけど…｣
シカダイ｢本当は違うんだろ…？｣
やっぱり…
分かっていたんだね
シカダイ…
｢うん…違う｣
シカダイ｢…ミツキとなんか…あったのか？｣
私は…コクっと頷いた
シカダイ｢ハァ…
何があったかはきかねぇよ
でも…今ならお前を独占していいよ
な…？｣
｢えっ…｣
すると…
シカダイが抱きしめてきた
力強く…
｢シカダイ…｣
シカダイは切なそうな声で
シカダイ｢お前が…お前が俺だけのものに
なれとは言わねぇ！
俺以外に男がいても構わない！
だから…俺の側から離れないでくれ
俺は…絶対にお前の側から
離れない
お前をずっと…愛しているから
お願い…｣
今にも泣きそうなシカダイ
あぁ…私は彼をこんなにも
傷つけていたなんて
｢ごめんなさい…シカダイ
私…こんなにも…傷つけていたなんて｣
シカダイ｢そんな事ない！
俺は…桃華に出会えたおかげで
こんなにも毎日楽しいんだ！
毎日、心が満たされるんだ…
だから…泣かないでくれ｣
やっぱり…私
貴方が大好き
｢私は…誰の物にもならない
それでも、私の事…愛してくれる？
側にいてくれる？｣
シカダイ｢そんなの…当たり前だ！｣
あぁ…嬉しい
この世界は
私を愛してくれる世界
余韻に浸っていると
優しく頬を包み込んできた
急いで、顔を上げると
ちゅ…
この世界で2回目のキス
今日で2回もキスをされるなんて…
なんか…凄い
お互い、顔が赤い
あたしはもう…
あなたが居ないと意味が無い
だから…
｢ずっと…側にいてね｣
シカダイ
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作者名：アスカ | 作成日時：2018年3月14日 20時
