嘘つきお姫様2 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:83,323 hit

六十三話ページ16

ミツキと少し…ゆっくりし過ぎたな

今、路地裏でミツキの足の中にいる

離れたくないが…

話を進めないと

｢ミツキ…そろそろボルト達の所に
行こ？｣

ミツキは甘えるように

後ろから抱きしめてきた

ミツキ｢…もう少しだけ
お願い？｣

｢じゃあ…後3分だけだよ？｣

ミツキは嬉しそうに

ミツキ｢うん！｣

…そして3分後

ミツキ｢…行こっか？
桃華｣

｢うん…｣

私は立ち上がった

なんだろう？

さっきまであったミツキの温もりが

冷たくなっていく…

心に少し…隙間があるみたいだ

それが…顔に出ていたんだろうか？

ミツキが手を繋いでくれた

絶対離さない…って

言ってくれてるみたい

｢ありがとう…ミツキ(ﾆｯｺﾘ｣

お礼を言うと

ミツキは、私の大好きな笑顔で

ミツキ｢どういたしまして(ﾆｯｺﾘ｣

私は…幸せの気持ちに浸りながら

ボルト達の所に向かった

ボルト｢桃華！ミツキ！
遅かったな？
大丈夫か？｣

ボルトは心配そうに聞いてきた

なんか…申し訳ない

｢ごめんね…ちょっと、遠い場所まで
届けていて！
その時、ミツキに助けて貰っていたの｣

シカダイ｢…そうだったのか
なら、仕方ないな…｣

あれ？

シカダイ…変だ

もしかしたら…分かってるのかな？

そうだったら

なんとかしないと…ね

それより…

千寿公園の事を言わなきゃ！

｢ミツキ！
千寿公園の事！｣

ミツキ｢うん！
ねぇ、そこで警務部の人が話していたん
だけどさ…
千寿公園に出たみたいだよ！
ゴーストが！｣

シカダイ｢千寿公園って言えば…里の反対側
じゃねぇか！
今から行って、間に合うか？｣

ボルト｢とにかく、行くしかねぇ！
あっ！後はよろしくってばさ！｣

さぁ…行きますか！

そう言えば…

確かサイが先にいるんだよね？

事件現場に

ハァ〜

会いたいな

でも…間に合わないし

仕方ないか！

また今度…会おっと！