嘘つきお姫様 (ページ26)

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二十四話ページ26

今にも掴み合いになりそうな雰囲気

私は男子達の後ろに隠れ、守られてる

涙目で、両手を口元に置き、震えている

男子達はそれを見て、

｢大丈夫？｣

｢守りますから！｣

｢安心しろよ！｣

などなど…

こんなに愛されている

心が満たされる

すると…

木の葉丸｢止めろ！お前達
今は授業中だぞ！｣

あっ！

原作では、木の葉丸が止めるんだっけ？

忘れてたわ…すっかり

まぁ…今乱闘になってもよかったんだけど

男子達と女子達が仲悪くなったから…

良しとするか！

どうせ、バトルするしｗｗ

でも…ぶち壊すけどね(ﾆｯｺﾘ

そして…

今、購買部に行く途中

ボルト達は、女子の悪口を言いまくっている

私は、浮かない顔をしている…わざと

ボルト｢ホントに！なんだってばさ！
俺たちの文句だけじゃなく、桃華の文句
まで言ってさぁ！
ムカつく！｣

イノジン｢分かる！
桃華が何したのさ！
何もしてないのに、悪口言って！
オマケに、自分らのこと棚に上げて…
なんなの？アイツら！｣

シカダイ｢桃華が恵まれているから、羨ましい
んだろ？
ようするに…嫉妬だ、嫉妬！
どうせ、アイツら
桃華が言い返せないって思って、
集団で潰そうとしているんだろうな！
ホントに…めんどくせぇ！｣

デンキ｢酷いよ！ホントに…
桃華ちゃんはただ…質問しに行っただけ
なのに！
醜い嫉妬のせいで、桃華ちゃんが悲しむ
なんて…
可哀想だよ！｣

あぁ〜みんな優しいね

こんなに性格悪い私なんかを庇うなんて…

ホントに…優しい

別に私、質問なんてないんだけどな

ただ…女どもの邪魔をしたいだけ♪

それだけなのよ

でも…いい子だから

庇ったあげるね

自分のために(ﾆｯｺﾘ

｢きっと…私が何か気に触る事しちゃったんだと思う
だから…あんなに嫌われてるんだよ…
私…仲良くなりたいだけなのに…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ｣

好きな女の子が、涙を流していたら

悲しいよね

イノジン｢桃華ちゃん…｣

シカダイ｢泣くなよ…俺たちまで悲しくなる｣

デンキ｢桃華ちゃんの気持ち…痛いほどわかるよ｣

ボルト｢くそっ！
桃華は仲良くなりたいって言っているの
に！
アイツらは…
桃華！安心しろよ！俺たちは味方だから
な！｣

イノジン｢そうだよ！だから…泣かないで？｣

シカダイ｢あんな奴ら、気にするな！｣

デンキ｢僕達がいるよ！｣

あぁ…

ありがとう、ホントに

私も…

｢うん！ありがとう…皆大好きよ｣