愛に恋に忙しい (ページ7)

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『ちょっとー誠司さーん風邪引きますよー』

「んー …」

『看病するの誰だと思ってるんですかー』

起きる気配がない誠司を暫く放置して、
レンジで夕ご飯を温めた

久しぶりのコンビニ弁当だな、
一人暮らしの時は偶にあったけど

誠司と同棲する様になってからというもの
コンビニ弁当は身体に悪いからって
なるべく作るように心掛けてたんだけど

こういう日も偶にはあってもいいよね

テレビをつけてこの時間帯はドラマかスポーツニュースとか

『これ見よー…と』

いつかこれの一話を見てたら誠司には合わなかったのか全然見せてくれない

もう来週で最終回になってしまうくらい進んでるのに

今日は誠司が寝てるからテレビも独占できる

けど、途中を全然見てないから話についていけなかった

その後、シャワーを浴びて誠司の所に来ると
タオルケットを抱きしめて寝ている

その間、A…って寝言を言いながら

『タオルケットと私勘違いしてるよね、笑』

「んん …」

『…余程疲れてんのね。…いつもお疲れ様』

熟睡。こと一言に尽きる。

女の私一人じゃあ大人の男性を運ぶのは無理があって今日は仕方ないとソファで寝かせることにした

私は大きなベッドで広々と眠れる

大の字になって眠れるよ

誠司におやすみと告げてから寝室に来た

…広いけどでもやっぱり違和感感じる