引いてもダメなら押し倒せ 【ケイト･ダイヤモンド】

ママ大集合！ ページ7

ママの定義はなんだろうか、




ジャミル･バイパーのように
カリム(赤ちゃん)のお世話を全部するものなのか。


はたまた


トレイ･クローバーのように
ギャン泣きするリドル(赤ちゃん)を宥めたりするものか。


はたまた


ラギー･ブッチのように
なにもしない、レオナ(子供)の身の回りの世話をするものなのか。


それとも


ジェイド･リーチのように
アズールやフロイド(子供)の成長を見守ったりするものなのか。



それか



リリア･ヴァンルージュのように
料理はダメでも、育てていくものなのか。





『全部だな、』




Aはそう言った。
今、目の前に副寮長の会議が行われているが
全員子育て中のママの話になっていく。


『ママやんけ』

ジェ「おや、Aさんのような子供、、

少しお断りしたいですね」

ジャ「俺はカリムで手いっぱいだ」

ラ「俺もレオナさんの面倒でいっぱいっス」

ト「リドルがもう少し、大人になってからだな…(苦笑)」

ル「僕はいつでも君を待っているよ、」

リ「わしはいつでも大丈夫じゃぞ」

『えぇ？？初っ端の4人もうママじゃん。

ママだよ、私の行先のない母性あげようか？？
いずれ母乳でてきたら面白いね。子供たち
飲みにくるよ、あはははははは』

ラ「ひぇ、それは勘弁っス、

って！何言ってんスか！！！」

『あは、てへぺろ………』

ジャ「なんで急に落ち込む、

精神安定どこいった」

『…うわぁぁぁぁあん(泣)

好きとか、恋とか、しなきゃよかった、ぁぁ…
やだやだぁぁあ！』

ラ「はぁ、もう急にどうしたんスか」

『だって、だってさぁ？？

好きな人に避けられるって苦しいに
決まってんじゃん、っ、もう辛いよ〜…(泣)』

癇癪を起こしたように泣き始める
Aにママ達はおー、よしよしと
お菓子やらなんやらを渡し落ち着かせると
話を親身に聞いてくれた。

『好きなのに！好きなのに！

ぎゅーとか、前は出来たのに、
今はできないし…
もう…言わなきゃよかった、…』

ト「A…」



グズグズと泣くAに
ジャミルはため息をつき口を開いた。






ジャ「大丈夫なんじゃないか？？」









『え、、？』

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