SVT TRIP�� ページ11
JS side
AG「 ウォヌヒョンその猫にするの？」
WN「 うん。なんかちょっと、アンジュに似てる気がして」
AG「 じゃあ僕こっちの黒い猫にしようっと」
WN「 ふふ、もしかして俺？」
AG「 うん！ウォヌヒョンに似ててかっこいい！」
キラキラとウォヌに純粋な眼差しを向けるアンジュ。
その一方で、アンジュが視線をずらしたら顔を背けて「か！わ！い！い！」と口パクで死にそうなほど叫ぶ弟を見て僕はどうしたらいいんだろうか。
とりあえず…アンジュは保護した方がいいのかな？
SC「 それ買うの？」
AG「 うん」
MH「 可愛いね」
WN「 アンジュがね」
SC「 ん？」
笑顔を多く見せるウォヌが、よほど気分が良いんだろう、今日はいつもよりよく喋る。
オフの日にこうしてAと外を歩けるのが楽しいんだろうなあ。気持ちは分からんでもない。
可愛い弟とのショッピングって実際楽しいし。
「 アンジュ、」
AG「 ん？ヒョンも何か買うの？」
「 ううん、それヒョンが買ってあげる」
AG「 え、いいよ」
「 まあまあ。」
Aはその見た目と正直過ぎる物言いから、一部の人に悪く言われることがある。
うちの弟に何してくれちゃってんの？って思うけど
まあ、うちの子は僕がそれを言うことを望んでないから言わないけど。
AG「 …シュアヒョンって俺に甘いっすよね」
「 アンジュカメラの前(笑)」
AG「 はは…ストレートな愛情表現受けるとなんて言っていいか分かんないんだもん」
アンジュが、Aが、もっと沢山の深い愛に包み込まれて幸せになれたらいいなと思うんだよ。
沢山苦労してきたでしょ。僕たちもう、CARATとただ幸せになればいいんじゃないかな。そんな時がやっと訪れた気がする。
いつか君が言っていた、自分を隠さなくていい世界に今なれているのか。
ヒョンはそれがずっと気がかりだったんだ。
「 ウォヌといる時のアンジュは大体そんな感じだよ」
AG「 あーほんとに？」
「 うん、なんか…飼い主にだけ懐いてる子猫って感じ」
AG「 ジュニヒョンがよく僕のこと子猫ちゃんって言うのってそれなのかな」
「 …そういえばこの前ジュナが天使ちゃんって呼んでて何それって思ったよ(笑)」
AG「 あの人変なんですよ」
だけど今目の前で笑ってる君を見たら、答えは一目瞭然だね。その可愛い笑顔、どうか曇らせないで。
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作者名：ユルリ | 作成日時：2019年10月19日 2時
