Jr.EXILE

･ ページ10

樹Side


(なんであんな無愛想なんだろうなあいつw)


(いい加減喋れないキャラやめろよな)


(舞台やってたくせにドラマでも4人の中で1番下手くそだったしなw)


(振り付けダサくね？)



もうやめて･･･



それ以上言わないで下さい･･･



誰か･･･



誰かこの暗闇から･･･



助けてください･･･



？｢･･･さん･･･い･･･きさん･･･いつき･･･さん･･･｣



誰かが俺を呼んでる･･･



真っ暗闇の中で、小さな灯りが･･･



そこへ向かって俺は一生懸命走った



･




･




バサ！！



樹｢ﾊｧｯﾊｧｯ･･･！！｣



慎｢樹さん！！｣



壱馬｢樹？分かるか？｣



樹｢壱馬さん･･･？まこっちゃんも･･･｣



慎｢良かった！！死んじゃったのかと思ったじゃないですか！！ｸﾞｽｯ｣



樹｢俺･･･どうして･･･｣



壱馬｢樹、階段から落ちて意識飛んどったらしいわ。


慎が見つけて、ずっと樹の傍におったんやで。｣



樹｢まこっちゃん･･･ごめんね心配かけて･･･｣



慎｢樹さん、、誰かに押されたんですよね･･･背中。


まさか･･･自分からわざと落ちたりとかしてないですよね･･･？？｣



樹｢顔は見てないけど、確かに誰かに押された。｣



壱馬｢心当たりとかあるか？｣



樹｢数人･･･｣



慎｢誰ですか！？｣



樹｢プリレジェのときにお世話になってたスタッフさん･･･｣



壱馬｢もしかして、4人組でずっと行動してた人らか？｣



樹｢恐らく･･･｣



慎｢どうしてそう思うんですか？｣



樹｢俺、少し前から裏でその4人組に悪口言われてて


ちょっとした嫌がらせも受けてたから･･･｣



慎｢もしかして、樹さんが最近ずっと元気が無かったのはそいつらの･･･｣



樹｢相談しようと思ったんだけどね、3人忙しいし


特にボーカル2人は俺らパフォーマーよりも考えることが沢山あるし


俺なんかに時間無駄にしてほしくなかったから･･･｣



慎｢だったら俺にすぐ言ってくれれば！！｣



樹｢そのつもりだったんだけど、年下に頼るのが少し恥ずかしくて･･･


そんなの自分で解決しろよって見放されたらどうしようとか


信じて貰えなかったらどうしようとか


その4人組のせいで、何も誰も信じられなくなっちゃって･･･


でも、まこっちゃんが今日俺の異変に気づいてくれたから



言おうと思ったんだけど･･･｣

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す