わたしのセンセイ Daiki.A

＊１８＊ 大貴side ページ20

大『A。』








駐車場についても眠っているAの肩を軽く叩く。








貴『ん〜…』






大『着いたよ。

ほら、起きて。』






貴『ん……ぉはよ…。』







大『おはよ 笑


車から降りて、家に行こ。』









俺がそう言うと眠い目をこすりながら車から降りて、俺の隣を歩きながらエレベーターに向かう。









･









なかなか眠気が覚めないのか、エレベーターにのるなり俺の背中にもたれかかってきた。









寝起きでなんだか少し色っぽいAにそうされて心拍数が一気に速くなる。









大『…落ち着け、俺！』









自分に喝をいれ、なんとか我を取り戻す。









背中で気持ちよさそうに眠っているAを起こすのもなんだかかわいそうになって、おんぶをして歩く。









寝ているから俺にすべてを委ねているA。









そのおかげで、柔らかい膨らみが背中にあたってる訳で…。









理性をなんとか保っている俺には結構キツい状況…笑









それでもなんとか玄関の鍵を開け、中に入る。









もう深い眠りに落ちてるAを寝かせようとベッドに下ろすも、さすがにスーツのまま寝かせるわけにもいかず、平常心を保ってパジャマに着替えさす。









それから布団をそっとかけた。









･









大『ご褒美くれるんじゃなかったの？笑』









寝ているAに問いかける。









返ってくるのは答えじゃなくて、規則正しい寝息。









それにつられて俺もだんだんと眠くなってきた。









大『…お風呂は朝はいればいっか。』









･









俺もパジャマに着替えて、Aの隣にそっと横になる。









･









貴『……ん……大貴……。』









寝言でそういったA。









大『…ほんと、俺の理性をぶち壊したいの？笑』









ご褒美のお預けをくらったかわりに、半開きの唇にそっとキスをして、俺も眠りに落ちた。

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