青と黄と赤と。～３人のStory～【短編集】 (ページ12)

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王子×庶民 N ページ12

王妃「和也…。」

和「僕は、部屋に戻ってますね」

王子はそういって私をつれてこの場を離れた。

あ「ねぇ、本気で言ってるの？私、ならないよ。プリンセスなんか」

和「なんでお前なんだろうねぇ。笑
…なんとなく、お前だって思ったんだよ」

王子は目の前に現れたドアを開けた

そこは、すごく広いお部屋だった

あ「ここは…」

和「俺の部屋だよ。お前のは隣な」

そのお部屋はとにかく高そうなものばかりで

足が動かない

和「……着替えよ。うん、お前今汚い笑」

あ、そうだった。

こんな素晴らしいとこでは

見慣れてる服が尚更汚く見えた。

和「おいで、服あるから」

私は、スタスタ歩いて行く王子に着いて行くしかなかった。

王子は隣のドアを開けた。

こちらもこれまた豪華なお部屋だった

私が呆然としている間に

王子が服を取ってきてくれたみたいだ

あ「え、ドレス？あ、いや、こんなの着れないよ」

王子が持ってきたドレスはこれまたお高そうだ

でも、色がピンクで、大きなリボンが付いている。

すごく可愛いドレスだった。

和「何言ってんの。プリンセスになるんだから、そんな格好でうろつかれても困る」

あ「本当に私がプリンセスになるの？」

和「当たり前でしょ？」

あ「……私、ＯＫしてない」

和「俺がＯＫした。笑」

まぁ、いいから着ろってって言われて

無理矢理だったけど、こんな格好だったため

着てみることにした。