ユンちゃん攻略法。【YG】 (ページ8)

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JK「そっか、そういやヌナあそこの本屋の店員さんでしたね」

2時間前ぐらいに買った参考書が入った袋をぷらぷらと揺らしながらわたしのとなりを歩くグク

「そうそう、ごめんね待たせちゃって。別に待ってもらわなくてもよかったんだけど。お陰で、退勤退勤…だったんだから」

JK「へぇ？嬉しいですけどね。あ、ごめんなさいか。

で、どこ行きます？」

「え〜？奢ってくれるの？」

ふふ、って笑ってグクの方を見上げる

JK「へへっ、そりゃあ勿論です。勝手に待ってたのはこっちなんで」

少し照れ笑いをするグクを横目で見る

そういや、グクにはお兄さんしかいないんだっけ。男兄弟だけだから、あんまり慣れてないのかな

JK「ん〜…何処だろう

あ、あのサムギョプサルの店」

「いいね、わたし大好きだし」

"好き"とか"大好き"っていう言葉を自然に使うことに慣れてしまっていた私は、無意識にグクにもそれを使ってしまっていたことに気づく

まぁ、グクからしたらこんなおばさん興味無いか、

JK「…それ。そういうとこ。だからヌナモテるんですね」

「や、モテてる気は全く感じないけどね」

JK「嘘だ〜、だって俺が高校生の頃、塾行く時とかよくここの本屋通ってましたけど、あの店員さん可愛いって話題になってましたからね」

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変なところでケロッと素直になるグクに少しびっくりしながらも

満更でもないし、悪い気もしないから頬が緩む

JK「まぁ、ユンギヒョンは、は？しか言ってませんでしたけど」

「うわぁ、厳しいねぇ？ユンギ先生は」

JK「まぁ、あの頃はアルバイトでしたけどね。今は雰囲気あるカフェのオーナー。どんな人生歩んでるんですかね」

ユンギ先生、ねぇ

そういえばその頃から、ユンちゃんの彼女事情聞いたことないかも