ユンちゃん攻略法。【YG】 (ページ27)

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｢どうよ、Aちゃんお手製のチゲは。少し前オンマから作り方教えてもらったの｣

YG｢ま、悪くないな｣

｢随分上からだね｣

さっきから、向かい側に座るユンちゃんは目を合わせてくれない

｢どこ見てるの？｣

YG｢…ん、テレビ｣

｢ユンちゃんらしくないなぁ、｣

私がそういうと、やっと目を合わせてくれた
ただ、少し睨んだような感じだけど

YG｢お前が変なこと言うから｣

｢…だって事実だもん｣

そう返せば、"は、"と口が少し開く

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｢ユンギのこと、好きだもん｣

ユンちゃんのこと、きっと、そういう"好き"だ

勢い余って、ついユンギ、なんて呼んでしまったけど

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ぽかん、とスプーンで豆腐を掬ったまま、口を開いて固まるユンちゃん

そりゃ信じないか、遊んでるとか思われてるもんね

｢でも、ユンちゃんはわたしみたいな人嫌いでしょ？｣

あ、なんか今フラれる人の気持ちがわかった気がする

フラれてないけど、なんだろう。自信の無い告白みたいな

｢だからね、大丈夫だよ。固まらないで、わたし帰るし｣

チゲ少ししか盛り付けなくてよかった。もう食べ終わっちゃったし、さっさと帰ろう

あれ、私ってこんなに臆病な人間だったっけ、今まではずっと言わせてばっかだったから、すごく怖い

なんで今、このタイミングで言っちゃったんだろう、空気読め私のバカ、って自分を責めながらふらついた足取りで玄関へ向かう

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YG｢それはズルいだろ｣

そう声が聞こえたのは、わたしがドアノブに手を掛けた時