ユンちゃん攻略法。【YG】 (ページ22)

今日:9 hit、昨日:44 hit、合計:166,180 hit

２２ページ22

.

.

.

JK｢ヌナぁ？さっきの"ゆ"ってなんです？｣

｢え？なんの事やら、笑｣

.

.

さっきの事を掘り返して聞いてくるグク。ちゃっかりわたしの荷物もってるし

｢あー、湯船に浸かりたいなあって、今日笑｣

まあ、グクだしこんなん言い逃れできないだろうな

JK｢えー？今日暑いのに〜、まぁ、疲れとかとりたい時には良いみたいですけどね｣

あら、まさかの言い逃れできちゃった

まさかユンちゃんのこと考えてました、なんて口が裂けても言えないし

あれてかそもそもなんでバレたくないって思ったんだろ

グクにバレたって別にどうって事ないのに。ユンちゃんが塾講師やってた時の教え子くんだし。ただの。特にそういうのでもない。

.

.

｢そうそう……うわっ、ちょっと待って雨？勘弁してよ〜…｣

傘をさした人達が外を歩いていて、雨粒が見える

JK｢天気予報見てなかったんですか？今日夕方から雨降るって｣

はは、っと軽く笑うと、お店の備え付けの傘立てから、既に乾いた自分の傘を抜いた

そりゃあそうか、わたしの退勤時間まで待っててくれたんだし。かなり時間も経ってる

｢はい、じゃあまたね。わたし止むまで待つから｣

JK｢は？｣

目をまん丸にしてキョトン顔のグク

｢…ん？｣

JK｢…それ、わざとですか？｣

そういって口を尖らせる

.

.

JK｢…一緒に帰りたいから待ってたんですよ、俺。｣