検索窓
今日:9 hit、昨日:23 hit、合計:166,248 hit

14 ページ14

.










.










.










あの日、ホソクくんから連絡があった日から数日





ソナも含めて、また当時の大学のゼミ仲間で食事に行くことになり、鏡の前でにらめっこ








服を着ては脱ぎ、着ては脱ぎを繰り返して、やっとこさ手に取ったのは今年買ったトワルドジュイ柄のワンピース







お迎えの時間まであと5分。化粧も済ませていた私には余裕があった






部屋を出て、鍵を閉めて。エレベーターが故障中だったから、仕方なく階段を使う








「わっ、ユンちゃん」





おそらく勤務終わりであろうユンちゃんとすれ違って、思わず振り返って声をかける



気の所為かもしれないけど、1回すれ違った時のユンちゃんはとても驚いているように見えた






.














.




「なんで無視すんのさ!」






めんどくさそうに眉をしかめたユンちゃんが足を止めて、わたしの姿を見て、その格好、と小さく呟く





.














.








YG「…男もいるんだろ」






「あー、昔のゼミ仲間とソナの彼氏がいる、ユンちゃんも来る?」









片眉をピクリと動かしたユンちゃんは、遠慮します、とご機嫌ななめ





なんだ、ユンちゃん来たら絶対楽しくなるのにな、なんて思いながら外を見ると、車道沿いに停められた見慣れた車が見えた






そしてちょうど、車から降りてこちらへ歩いてくる彼の姿も

















じゃあね、とだけユンちゃんに告げてエントランスへ向かう







.


















.









「ホソクくん!!」






HS「あ!やっぱりAだ!」













大学を卒業して、ホソクくんは地元でダンスの先生をやることになって、わたしはそのままソウルに来たのをきっかけに、所謂自然消滅だった間柄のわたしたち







久しぶりに会ったホソクくんは、変わってないようででも何処か変わったような、そんな雰囲気が会ってすぐにわかった








.


















.









それは、ユンちゃんがこちらを見ていたことを知る、少し前のこと

15→←13



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (419 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1175人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , ユンギ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ほにこ | 作成日時:2022年7月31日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。