１３ ページ13
.
.
.
「あ、そうそう！この前の合コンでユンちゃんの写真見せたらみんなカッコイイって言ってたよ」
YG「…いつ撮ったんだよ、」
ぶっきらぼうに言ってるけど、目が泳いでる
「も〜照れちゃって、素直に喜んでよ〜、だいぶ前にユンちゃんち行ってご飯ご馳走してもらった時、寝たふりしてね、ちょっとパシャリと、えへ」
じろりと、鋭い視線を向けられたけど、気にしない気にしないだっていつもだもん
「だからね、ユンちゃん。自信もってね、かっこいいんだからジャンジャンいっちゃいなよ」
YG「うるせ、俺は慎重派だから。できねぇんじゃなくて面倒臭いから作んねえだけ。つか、そもそもカッコイイ=好きにはならねえだろ」
平日のお昼と夕方の境ぐらいのアイドルタイム
お客さんは私しかいない。だからユンちゃんもわたしの相手をしてくれる
「わかってるねユンちゃん、そうなの。そこなのよ。わたしも同じ。カッコイイねと好きは違うと思うの。だからわたし好きとは言ったことない」
YG「ここまで説得力ないの初めてなんだけど？男はAが思ってる以上に単純なんだぞ。だから、勘違いさせて落とす女は無理」
「…じゃあ、わたしのことむり？」
少し眉毛を下げて俯く
すると、案の定言葉に詰まるユンちゃん
YG「…別にお前のこと言ってるわけじゃないし、そんな顔すんな」
顔を上げて、少し赤く染った頬のユンちゃんに、にやりと笑いかけると、またさらに顔が赤くなる
あーくそ、またやられた。って呟いて両手で顔を覆った
そういう仕草、嫌いじゃない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1173人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほにこ
| 作成日時：2022年7月31日 18時
