ヌナはあまのじゃくだね。【JK】 (ページ22)

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２２【JK】ページ22

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TH｢ジョングガにぃ〜突撃ー！ドーン！｣

JK｢うわっ！！！え、急になんですか！｣

最近やったライブの映像をパソコンで見返していると、背後から強烈なタックル

何見てんの？って聞いてきたから、この前のライブ映像です、って答えると、へえ、って興味無さそうな相槌

TH｢…偉いな〜ジョングガはアイドルだね｣

急にそんなこと。

それでもヒョンの視線は丁度俺が歌っている映像

変なの。いつも変だけど。今日はいつもより変だ

JK｢ヒョンだってアイドルじゃないですか｣

TH｢ん〜俺はね、壁とかないから｣

壁？って訊ねると、別にって冷たく返される

凄いやりにくい、どうしたんだろう

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それから、ねぇってテヒョンイヒョンが話し始める

TH｢ジョングガはさ一般人の子、眼中に無い？｣

思わず、映像を止めて、パッとヒョンのことを見ると、
今度は真剣な目で俺を見つめる

なんですかそれ、って聞けば、いいから答えて、って

JK｢ないことは、ないとは思います…けど？｣

答えれば、片方の口角をクイッと少しあげたヒョン

TH｢じゃ、好きになんの？｣

JK｢普通に俺は人間ですから、ならないことも無い、と思います。

…って何なんですかさっきから｣

んふふふふって、薄気味悪い笑みを浮かべ、スキップしながら後退していく

何考えてんだろう、かっこいい顔が台無しですよ、なんて言えないけど

TH｢ジョングガ〜！今フリーだから頑張れー！｣

って超どデカい声が静かな廊下に響く

うるさ…と呟いた時には閉まるドア

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…フリーって、ヌナ彼氏いるって言ってたけどな

他の人と勘違いしてんのかな、と思ったけど

ヒョンと共通の知り合いで俺が連絡先を知ってる人なんて、Aヌナしかいないし

…思い当たるのもヌナしかいないし

JK｢ハァー…何なんだよ｣

…ヒョンのせいで、顔が見たくなってしまった