ヌナはあまのじゃくだね。【JK】 (ページ15)

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JK「ヌナ？」

「ん？」

JK「ヌナは、僕達が出てる番組とか見てくれてるんですか？」

「あ〜、出るから見てねって連絡が来た時には見てますよ、ちゃんと」

JK「テヒョンイヒョンから？」

「そうそう」

なんだっけ、この前はメンバーが全員ビッショビショに水に濡れるやつだったっけ

JK「…誰が1番好きですか？」

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ここで、ジョングクさんですって答えたらどうなる？

まあ、本当のことだけど

…いやでも、この場にいる訳だし

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「7人全員好きです」

JK「えぇ〜そこは僕って言ってくれないと〜」

ふはって、目尻をクシャッとさせて笑う

電話で話してた時も、こんな顔で笑ってくれていたのかなあって、考えると、いやでも体温が上がる

「あ、あ〜、お風呂、沸かせてきますね」

あ、ありがとうございます、って私のダイニングテーブルに置いてあるおつまみをムシャムシャ勝手に食べてる

よかった、私の顔が赤いのバレてないよね

浴室に駆け込み、しゃがみこむ

………わたし、何をしてるんだろう。ジョングクさんもだけど

普通の平凡な一般人の女の家に、泊まりに来る？

いやいやいや、普通来ない

ジョングクさんぐらい顔が良ければ、失礼だけど他に手はあっただろうし、

…終電とか、間に合わせる気無かったよね？

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お風呂が沸いて、ジョングクさんを先に入らせる

当たり前だけど、シャワーの音が聞こえて、落ち着くわけが無い。

もちろん、そんな事をするつもりはさらさら無いし
相手も同じに違いない

大きく深呼吸。大丈夫。

不安に思うことなんて、何も無い。大丈夫。