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JK「ヌナ、これほんとに僕わざとじゃないです。本当に朝まで飲んでいよう、と思ってたんですAヌナが明日の朝まで店にいてくれたら、僕もそのままそこに居ようと思ってたんです」
わたしのマンションの部屋の前で、マジで泊まってくんですか?と確認の質問をすると、この言い訳。スーパー早口だし
わざとではなさそう。
「……まぁ、今回は特別ですからね。次は無いと思ってください。本当に今回は奇跡的に、オッパの服があるんで」
ほんと、距離を置こうと思ってた矢先に何だこれ…!!!!
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鍵を開けて、玄関の灯りを付ける
「…どうぞ、狭いし綺麗じゃないですけど」
JK「…」
「ジョングクさん?」
JK「んえっ!?あっ、き、綺麗です!…お、お邪魔します…」
ポカーンと一時停止するから、何かあるのかと思った
まあでも、女の人の部屋なんて何回も行ったことあるんだろうな
「そんなびっくりします…?アイドルなんですから、
もっと綺麗な部屋もありましたでしょ?」
帽子とサングラスを外したジョングクさんが、振り返る
その目はまん丸で驚いた、というのがすぐ分かった
JK「…そう、見えてたんですか?」
「や、…違くて。
アイドルの方たちは我々一般庶民と比べたら、経験豊富なんだろうな、と思って…」
自分で言いながら、すごい失礼なことを言ってしまったなあ、と後悔
JK「まぁ、そう思わせてしまう僕達も悪いですよね」
ふわりと笑って、
ちゃんとしなきゃ、って拳を作って喝を自分に入れている
JK「でも、1個だけ否定させてください」
JK「僕は、そんな経験したことないです」
信じてくれますか?ヌナ、って私の顔を覗き込む
「わっ!!へ、へぇ〜そうなんですね」
ヌナには誤解されたくないです、って少し恥ずかしそうにはにかむジョングクさんを見ると、
嫌でも気持ちが揺らぐのがわかって、慌ててテレビをつける
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作者名:ましろ。 | 作成日時:2022年7月1日 19時