022 迷子 ページ22
一之瀬が、Aやったん…？
会社で見るときとは違く、実況撮ってる時はすっごい騒いでる感じで、それもまた可愛い。
なんてきもいこと考えんな俺。
『星乃が、シャオちゃんやったかー！めっちゃ煽ってしまってたわ』
｢お前許さへんから。
今度残業手伝ってくれよな？w｣
『ひやぁぁぁあ！』
シッマとゾムは、俺らのやり取りを呆れたような目で見てきてる。
まぁ、あいつらも一之瀬のことが好きなんやから嫉妬心やろうな？
会社同じっていうのもあるからこっちの方が関われるんやで？ww
なんて心の中で煽っとこ。
｢ゾム。先行予約会行くんやろ？｣
｢うん。ほらほら。シャオロンとAちゃん 行くでー？｣
ゾムが、一之瀬さん呼びから実況者であるAちゃん呼びに変えてて、びっくりした。
先行予約会にはたくさんの人が来ていて場所も広いため迷子になりそうやな。
｢こんなゲームあるで！｣
『これ皆で実況撮ろうや！』
｢ええなぁ！｣
なんて、盛り上がってたら時間なんてすぐ無くなるもんやな。
・
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｢星乃ー。会社でもシャオちゃんって呼んでええ？んふふ！｣
｢じゃあ、Aって呼ぶで？｣
『私は、 本名が一之瀬Aで、別に下の名前やから呼んでもええけど？』
｢このまんまでええやろじゃあ笑｣
『せやな！なぁ！星乃！勝ったで！！！』
俺は一之瀬と一緒に新作のゲームをやってる、俺は負けてしまったので一之瀬のゲーム観戦。よう喋りながらやるわ。
｢ほんまや！強いな。一之瀬。｣
『これ面白いで！大先生もシッマもゾム……って』
俺ら喋ってばっかで、ずっとここにおったし人混みに飲まれてここ来てしまったから迷子やんけ。これじゃあ。
｢な、なぁ。一之瀬…。俺ら。この歳で迷子や…｣
『うちらやなくて、あっちが迷子なんじゃない…？』
いや、完全に俺らはあいつら見つける気もせずただ遊んでた。迷子やろ。
｢どこおるかなー？って…｣
俺はスマホに目を向けた。
『星乃。充電…』
せや。0%や。
さっき、ゾムの車の中でデレ〇テとか、大先生としとったから…。
｢ごめんな…。一之瀬の、スマホは？｣
『ん？家やで。』
｢さらっと言うなやぁぁぁ！！！｣
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作者名：めあり。 | 作成日時：2019年1月10日 0時
