1.1出会い(kn,sp) ページ7
「…無理に、信じなくてもええんやないかな?」
sp「!!!」
聞こえた声に驚いて布団から飛び起きると、薬湯を持ったAの姿がそこにいたあった。
sp「あ、んた」
「どんなことがあったとか聞く気も知る気も無いんやけどな、誰かの為に無理に信用しようとせんでもええと思うよ。君は君しかおらんのやから。君が生きたいように生きればええんやないかな」
sp「そう、やなくて、なんで此処におんねん!」
「え?えっと、薬湯持ってきたんやけど」
sp「(ちゃう、そこやない…)下手したら俺が手を下すとか考えんかったん?!」
「…大丈夫だよ。その時はそん時やし、君はそんな事せんもん」
sp「(この人間は…死を受け入れてる…?ちゃう。俺がそんな事しないって、信じてるんな…)アホ、ちゃいますか…」
「よく言われる」
片手で顔を覆い、溜息をつく猫魈に笑いながらも薬湯を渡すAに呆れながらも、その薬湯を受け取った。
sp「猫魈のショッピっす」
「ショッピ君…いい名前だね。僕はA。よろしくね、ショッピ君」
sp「ほっといたら、妖怪に突っ込んで行って死にそうッスね、あんた」
「酷いなぁ」
sp「しゃーないから、俺が護ってあげますよ、アンタが死んだらここの山猫達も悲しみそうやし」
「え?うん?え?!」
sp「大事にしてくださいよ、ご主人様」
ただの自己紹介だと思っていたが、ちゃっかりと契約を結ばれ、挙動不審になるAにしてやったり顔のショッピ。山猫は我関せずで布団に丸くなって眠っていた。
367人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち。 - 世界観がとても好きです。妖怪と主人公の関係性や、呪術師との対立など読み応えがありました。また書けるようにならまでゆっくりお休みください。いつか最後の?の人物が分かりますように! (2020年2月22日 3時) (レス) id: a140e865e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 書けるようになるまでゆっくり休んでください。 (2019年12月29日 2時) (レス) id: 8e5d693f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - めっちゃすき!pktさんとか日常の皆さんやwtを出してください!これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年12月25日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 更新お疲れ様です!読ませて頂きました。分かりました。しばらくの間、ご覧になれないのは悲しいですが、仕方ない事なで…けれども…いつかまた、読めるのを楽しみにしてますね! (2019年12月11日 18時) (レス) id: 2fbdad1c3b (このIDを非表示/違反報告)
Amezora(プロフ) - 更新お疲れ様です!とても楽しみにしていました!これからも頑張ってください! (2019年10月25日 10時) (レス) id: 472aeb2f90 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:飛鳥 | 作成日時:2019年8月17日 0時