3.5.独白(sr) ページ18
我々国アードル家。アードル家と聴いて震え上がる者は数知れず、そこに我々国が付くと逃げだす者は多々いる。それだけ我が国、我が一族は敵国から恐れられている。そんな一族の跡取りとして私はこのよに生を受けたのです。
sr「とーしゃま!わたくし、ぐゆっぺんしゃまとけっこんしたいわ!」
当主「そーか。ソーラはグルッペン様と結婚したいかぁ」
母親「次の恩賞として頼んでみてはどうかしら」
自分で言うのもはずかしいのですが、幼いころの私は見目美しい殿方に目がなく、次期総統として民衆の前に立つグルッペン様に一目惚れをしてしまいました。父も母も私にはとてつもなく甘く、調子に乗っていた私は何でも欲しがり、我儘を言い、周りを困らせる我儘な子供でしたわ。
gr「ソーラ嬢」
sr「グルッペンしゃま!会いに来るのは殿方の勤めでなくて?」
tn「グルッペンは gr「トン氏」 チッ」
gr「嫌はや…幼いソーラ嬢に教えられるとは…私もまだまだですな」
sr「分かればよろしくてよ」
本当に嫌なクソが…コホン。嫌な子供だったと思いますわ。
それが変わったのもAが私の執事見習いとなって一年後の事。
mb「キャー!Aが階段から!」
mb「医務室に運べ!」
ひょんな拍子で階段から落ちたAが医務室に運ばれ、数時間もしないで目を覚ましたのですが、
sr「A!貴方、私にそんな態度取っていいと思ってるんですの?!!」
「あのさぁ…そんな我儘気侭に振舞って家の者が付いていくとお思いですか?グルッペン様が振り向くと思ってるんですか?」
mb「A…?」
「我儘気侭が可愛いのは5歳児まで!つまり、今のお嬢様はただの我儘令嬢。嫌われる対象なんですよ」
sr「なっ…」
「いいですか。このご時世好まれる女になる為には膨大な知識と立ち振る舞いが大切なんですよ。自分に厳しく、他人に優しくすれば自ずと人は集まるんです。今のお嬢様の周りに親の後ろ盾が無くて付いていく者がいますか?!」
sr「うっ…うわぁぁぁん」
当初、何を言われているのか分からなかった私は下の者が自分に楯突く怒りと自分で理解できないのも相まって泣いてしまいましたわ。
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クロハ(プロフ) - 悪徳ではなく悪役なのでは… (2019年12月6日 3時) (レス) id: c9e8aa9aaa (このIDを非表示/違反報告)
まな - 3 おやすみなさいませ のところで夢主がtntn さんに目の下の隈が酷いと言っていますが、tntnさんが被り物をしているなら目の下の隈は見えないのでは… ?細かくてすいません、少し気になったもので…。私的には設定とか面白くて好きな小説です。応援してます! (2019年10月22日 21時) (レス) id: 11e19d29ae (このIDを非表示/違反報告)
名無し - まさか執事側とは…(自分は執事が攻め派) あと塾水となっていますが熟睡では…? (2019年9月9日 1時) (レス) id: f1451596cc (このIDを非表示/違反報告)
まーぶる(プロフ) - やっぱ、神作者様って凄いっすね……尊敬します!! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 202e147d3a (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - リクエストありがとうございます。めっちゃ嬉しいですー。全然大丈夫です。面白かったです。 (2019年8月30日 13時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飛鳥 | 作成日時:2019年8月2日 0時