■"EP.05 ページ7
･
「ぇ…ぁ…え？」
『……』
「ん？ん？」
先程から、意味がわからないといった顔をしている目の前の人物
そして、微妙な空気を漂わせてる私たちの顔を交互に見比べながら不思議そうな顔をしているオレンジ色の髪の毛の子
「ぇ…？おま…何で…え？」
「何だよ、影山
知り合いかよ！」
『……』
“影山”
この子は、今ハッキリと影山と言った
聞き間違いならどんなに良かったか
いや、人違いならどんなに良かった事だろうか
何でここに影山飛雄がいるんだよ！！！！
「何でお前…ここにいるんだよ…」
『それはこっちの台詞
影山は白鳥沢行くって聞いてたんだけど
何でこんな強豪校でもない烏野高校にいるの？』
「あー、あれは落ちた
んで、昔バレー強かったっていうからここにした」
『は？』
この男、影山飛雄は私と同じ中学校だった奴だ
同じ中学校と言っても男女別とはいえ部活は一緒だったわけだし3年間クラスも一緒だった
何かと関わりは多かった
まぁ、その全てを断ち切ったのは私からだったけど。
「ぇ…てか、お前こそ隣町の桜羽高校から推薦きてたじゃねぇかよ…
あそこ…5本指に入る強豪校だぞ……？
ぇ…まさか…蹴って…」
『うん、そのまさか
蹴ったよ』
私がそう言った瞬間、変な声をあげて叫んでる影山
何この子
こんなキャラだったけ？
『てか、そんな事どうでもいいや
とりあえず、助けてくれてありがとう』
そうだ
一度は、仲が良かった相手でも私から全て縁を断ち切ったのだ
それに同じ学校だからってなんだ
こんなに広い高校で、3年間関わらない奴なんて平気でいるに決まってる
別に今、助けられたからってこれ以上関わるつもりなんてさらさらない
変な期待はさせない
また傷つけるだけだから
『じゃ…』
そう言って早々と立ち去ろうとした時、影山が私の手を掴んできた
『…なに？』
「いや…あの…」
「ぁ、なぁ、お前
これ落としたぞ」
影山の顔を見つめていた時、日向と呼ばれていた男子生徒が一枚の紙を手に持ちながらこちらにやって来た
それは、こないだ部活勧誘会の際にバレー部から貰った部活勧誘の紙だった
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 765人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マニ。(プロフ) - デンプン。さん» わぁ！有難うございます！あのデンプン。さんのボードに返事送りました！返事待ってます！ (2月16日 15時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - マニ。さん» 初めまして〜！ とても嬉しいコメントありがとうございます！ こんな私でよければぜひぜひ〜！ありがとうございます！頑張りますね！！ (2月16日 3時) (レス) id: 3b740f393c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - デンプン。さん» ✉️。こんにちは！いつも作品見ています！面白過ぎて毎日が楽しい毎日です！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (2月15日 19時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - れいさん» れい様 こんばんは 素敵なコメントありがとうございます！ おぉ！私と好み似てますね笑笑 喜んで頂けたみたいで嬉しいです！ 移行先でも読んで頂けたら嬉しいです！ これからもご愛読よろしくお願いします。 (2月1日 23時) (レス) @page50 id: 3b740f393c (このIDを非表示/違反報告)
れい - 夢主ちゃん可愛いです！こう言う、過去がある感じのやつ大好きなんですよ！有難うございます！ (1月29日 19時) (レス) @page47 id: e1c5f3df3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：デンプン。
| 作成日時：2022年10月14日 19時
