『三』 ページ35
和もいなくなちゃったし･･･
さっきまで一緒にテレビを見ていた智くんは、
俺の力を抑える封印具を作るっていって
赤と黄色の間にある青い扉に入ってしまった
「昔より、チカラが強くなっちゃってるから
青いお守りよりも作るの時間がかかると思うよー
でも、あとデザインだけすればいいだけだからすぐに終わるよ」
そういいながら･･･
青いお守りっていつから持ってたんだろうか？
確かなのは、俺が和に出会った時にはもう持っていたことだけ
８歳の時にはもう持ってたみたいだな
今はもう首にかかっていないお守りを想像した
さてと、今日は何をしようか？
スケジュールを組み立てようとした時
下の方からドアを叩く驚異的な音がした
そして、カタコトの女の声が聞こえた
「ねぇ、タンテイ？さんなんでしょ
早くデテキテクダサイ！」
もう、ビックリした！
声の主は探偵事務所に来た人のようだ
扇を胸にあてて、しっぽと狐耳を小さくした
そのまま、階段を駆け下りて･･･
玄関を壊しそうな勢いで叩く女の人に呼びかけた
「探偵事務所嵐で･･･」
「私ノ『漱石』がきえた！！」
俺の声をさえぎった女の人
「漱石が！漱石が！！」
それしか繰り返さない
とりあえず落ち着いてもらわないと、
と思い･･･事務所に通した
コーヒーを･･･入れて(良くわかんないから適当に)
女の人に渡すと、落ち着いたのか･･･
女の人はゆっくりと話し始めた
「『漱石』･･･私のねこ
今日居ない
友達にもらった
私･･･どうしたらいいかわからない」
彼女の名前は『金(ジン)』さん
『漱石』というのは、やっぱり文豪の夏目漱石からとったらしい
彼女は文豪オタクのようだ
しばらく、彼女の話を聞いてると智くんが降りてきた
「お客さん？
はじめまして、探偵事務所嵐、店主大野智です」
智くんは深々と頭を下げた
女の人も同じように頭を下げ･･･もう一回同じ話をした
「そうですか･･･なら、翔くん
潤呼んできて」
今はまだ準備中であろうレストラン『rainbow』に向かった
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あずりん(プロフ) - Love . Percation さん» コメントありがとうございます！本当に夢には感謝しなければならないなと思っています（笑これからもか頑張りますのでどうか、宜しくお願いします (2015年8月12日 16時) (
レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
Love . Percation - とっても面白かったです！！この物語を作るきっかけが、作者さん自身が見た夢がもとになっているのは驚きでした。これからも、面白い探偵物語を作り続けてください！応援します！ (2015年8月12日 15時) (レス) id: e5dd923c7d (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - サラさん» コメントありがとうございます！はじめまして。続き頑張って妄想します！ (2015年8月2日 17時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
サラ - はじめまして
面白いです
続き楽しみです
(2015年8月2日 16時) (携帯から) (レス) id: c591997bc3 (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - ちー(｡･ω･｡)さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります (2015年7月20日 19時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜嵐 x他1人 | 作成日時：2015年6月28日 13時
