4 再会 Jun ページ4
大野さんが２階のリビングに入ってくる音がした
ちなみに１階は探偵事務所･･･
流石に大雨の今日は･･･お客さんは少ない
せっかく久しぶりにこっちの仕事できると思ったのに･･･
唇を尖らせながらもフライパンを振るう
今日はイタリアンの気分
「うんしょ！」
大野さんがソファーに何やら大きなものをおろしたので火を止め見に行ってみると
ソファーには
･･･びしょびしょになった九尾がいた
その顔はどこかで見たことがある
遠い遠い昔に別れたはずの人･･･
「翔くん！！」
幼い頃･･･の思い出がよみがえってきた
陰陽師だからっと言う理由だけで友達が出来なかった俺･･･
引っ越した場所で出会った不思議な妖怪
本来･･･陰陽師と妖怪が友達になることなんて考えられなかったけど
俺らはずっと隠れて遊んでいた
「あれ？潤の知り合い？」
･･･九尾の友達がいるって言ってたような･･･
大野さんが首をかしげる
「うん･･･そして和のね」
もう一人･･･同じように友達だった男の子
和にも大きな秘密があって･･･
そのせいで妖怪に和は殺された
俺の目の前で･･･
その反動で和は無意識のうちに妖怪に過剰反応を示すようになった
きっと･･･友達だったあなたにさえ能力を使うだろう
仕方ない･･･
幽霊の大半は記憶がなくなってしまうらしい
反動で忘れてしまうらしい
「赤色の扉の部屋に寝かしとこうか･･･？
潤だって話したいでしょ？」
こんな大雨だし･･･ね
智くんが笑った
「うん、そうしてもらうと･･･
今日の担当は･･･相葉くんと和だよね？」
冷蔵庫に貼られている当番表を見た
まぁしばらく帰ってこないから･･･
妖怪嫌いの和は心配しなくていいかな？
そんなこと考えていると･･･
俺の心を見透かされたように大野さんが言った
「潤と和の友達でしょ？
きっと桁外れの力を持ってると思うよ」
そういや･･･この人強かったな
ソファーに近づいたら靴下が濡れた
「良く見たらあんた･･･拭いてなかったのかよ！
床までビッチャビッチャじゃねぇか！！」
大野さんにタオルを渡そうとしたとき･･･
手が微かに触れる
その手は相変わらず氷のように冷たかった
「床はふくから！早くふろはいれ！」
ゆっくり床をふく大野さんを無理やりリビングから追いだした
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あずりん(プロフ) - Love . Percation さん» コメントありがとうございます！本当に夢には感謝しなければならないなと思っています（笑これからもか頑張りますのでどうか、宜しくお願いします (2015年8月12日 16時) (
レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
Love . Percation - とっても面白かったです！！この物語を作るきっかけが、作者さん自身が見た夢がもとになっているのは驚きでした。これからも、面白い探偵物語を作り続けてください！応援します！ (2015年8月12日 15時) (レス) id: e5dd923c7d (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - サラさん» コメントありがとうございます！はじめまして。続き頑張って妄想します！ (2015年8月2日 17時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
サラ - はじめまして
面白いです
続き楽しみです
(2015年8月2日 16時) (携帯から) (レス) id: c591997bc3 (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - ちー(｡･ω･｡)さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります (2015年7月20日 19時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜嵐 x他1人 | 作成日時：2015年6月28日 13時
