『十』 ページ22
俺の言葉を聞いた陰陽師は必死で逃げていった
あんなに頼りにしていた銃さえ置いて
･･･この銃、どうしようかな･･･
智くんに渡せばどうにかなるかな･･･
ここに置いといて、この銃が使われるのも嫌だし･･･
とりあえず、持っていた手紙でくるみ
和が持っていたリュックの中に入れる
今の間にも和の体は、徐々に薄くなっている
「和！早く智くんのところに行こう！」
和の体をしっぽで持ち上げ、体に乗せる
和は嫌そうに少し暴れた
「大丈夫です！歩いて帰れますから･･･」
ばた
「そのケガでいたら･･･どうなるかわかるでしょ？
和が居なくなったら、俺も死にたくなるから･･･
今だけはおとなしく妖怪の世話になってよ･･･」
それから先は、和の言葉も聞かずに･･･
無理やり和の体を押さえて走りだした
あれから和は喋らなかったけど･･･
「しっかりつかまっといてよ！」
久しぶりにこの姿で走るから･･･
ちょっと･･･チカラの加減が分からなくなりそう･･･
工場の中を駆け抜け･･･
工場を出てからも、そのまま走ろうとしたら、
和に思いっきりしっぽを引っ張られた
「ちょ･･･ちょっと･･･バカですか？
人に見られる･･･でしょうが･･･」
そう言った和の姿はさっきよりも弱々しく見えた
スピードをあげて･･･かつ人に見つからない方法は･･･
･･････
ひらめいた！
この方法しかない！
「和！無茶する！
だから、ちょっとしっかりつかまって！！」
和の了承を待たず、思いっきり地面をけった
俺の体は宙に浮き･･･無事、屋根の上に着地した
少し和の体には悪そうだけど･･･こうするしか方法はない！
後から考えれば無茶苦茶な考えだったような気はするが･･･
そのまま、屋根を渡り続けると･･･
潤が働いているレストランが見えた
さすがに、レストランの前の玄関からこの姿で入るのはマズイよな･･･
と思っていたら･･･
和が小さく弱々しい声で呟いた
「裏口から･･･入って･･･くだ･･･さい」
レストランの前が、表口･･･ということは
１本隣の路地に行けばいいのか･･･
人目がないことを確認した後、路地におり･･･
急いでドアを開ける
すると･･･事務所の奥から相葉くんが出てきた
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あずりん(プロフ) - Love . Percation さん» コメントありがとうございます！本当に夢には感謝しなければならないなと思っています（笑これからもか頑張りますのでどうか、宜しくお願いします (2015年8月12日 16時) (
レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
Love . Percation - とっても面白かったです！！この物語を作るきっかけが、作者さん自身が見た夢がもとになっているのは驚きでした。これからも、面白い探偵物語を作り続けてください！応援します！ (2015年8月12日 15時) (レス) id: e5dd923c7d (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - サラさん» コメントありがとうございます！はじめまして。続き頑張って妄想します！ (2015年8月2日 17時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
サラ - はじめまして
面白いです
続き楽しみです
(2015年8月2日 16時) (携帯から) (レス) id: c591997bc3 (このIDを非表示/違反報告)
あずりん(プロフ) - ちー(｡･ω･｡)さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります (2015年7月20日 19時) (レス) id: d526ecde0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜嵐 x他1人 | 作成日時：2015年6月28日 13時
