久しぶり ページ19
なんか忘れてる…なんだっけ。
他のみんなは密会を始める気満々で探偵社のメンバー勢揃い。
賢治「初めまして〜！僕の名前は宮沢賢治っていいます！仲良くしてくださいね！」
谷崎「は、初めまして…ボクは谷崎潤一郎って言います…。その…よ、よろしくね。」
国木田「太宰…密会場所はここでは無かった筈だ…！なッ…、俺は国木田独歩という者だ。」
鏡花「初めまして。私の名前は泉鏡花。Aさん…宜しくね。」
つまんなそうに見ている乱歩さんと横で国木田さん…？に肩をかけている太宰さん。
てかまず覚え切れるはずがない。
…別に密会するだけなのにこんな自己紹介一人ずつするの？
フョードルと私だけ名乗ってないし、
私も一応した方がいいかな…
A「あ、えーと私は如月Aって言います〜。本日は密会よろしくお願いします…？」
とにかくどう言っていいか分からなかったのでさっさと自己紹介を終わらせた。
そうすると先程名乗ってきた賢治…さんと、谷崎？さんと鏡花さんが笑みを浮かべて拍手をしてくれた。
思わずホッとする。この人たちは優しそうだな…。
そうするとこちらをうっとりと見つめる男、＿＿太宰さんが私に話しかける。
太宰「Aちゃん…貴方は本当に美しいのだよ…。試しに私と心中しないかい？」
そう言うと私の頬に手を当てて優しく撫でてきた。
急な行動に驚いてしまい思わずビクッと反応してしまう。
そんな私を太宰さんはもっと愛らしい目で見つめてきた。
すると空気が一気に暗くなる。
フョードル「…太宰くん、手を退かして頂けますか？貴方の汚い細菌がAさんの顔に着いてしまいます。」
そう言い太宰さんを睨むと勢いよく頬に置いてある手を退かした。
ええ、2人とも急にどうしたの。
太宰「魔人はAちゃんの恋人なのかい？恋人じゃないのなら余計なお世話では無いかい？」
フョードル「えぇ、“まだ”恋人ではありません…が、貴方よりかは僕の方がAさんに相応しいです。」
なになに怖い。
他の探偵社の方も「え？」みたいな顔してるし。
A「まぁまぁ…その、とりあえず密会を始めませんか…？」
私が恐る恐る聞くと急に視界が真っ暗になる。
びっくりしてしまい「うぁ！？」と声を上げると
ニコライ「…Aちゃんは忘れん坊なんだね。今日の密会のことも…で、僕のことも忘れていたのかい？そうとは言わせないよ」
といつの間にか居たニコライが吐息混じりで私に問いかける。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀糖(プロフ) - A . # 低 浮さん» コメントありがとうございます🎶盛大に誤字っていました…。教えてくださりありがとうございます🙇♀️ゴゴリの嫉妬ぶりをお楽しみに…👍🏻 (1月18日 20時) (
レス) id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
A . # 低 浮 - 初コメ失礼します‼️ゴゴリの嫉妬尊いです😇僕の勘違いでなければ『拒否権』が『距離権』になってます🥲 これからも応援してます🎌 (1月18日 14時) (レス) @page11 id: cb70355ce3 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - 朝比奈さん» わー😭そう言っていただけて光栄です😿🎶これからも更新頑張りますのでぜひ応援よろしくお願いします...♪*ﾟ (1月18日 6時) (レス) @page11 id: 68f7d28e07 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈 - 琥珀糖さんの作品は全部神作品なので大好きです💓いつも更新楽しみにしています！ニコライの嫉妬ぶりが最高すぎます！これからも応援しています✨ (1月17日 21時) (レス) @page11 id: d5b5dedfcf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀糖 | 作成日時：2024年1月14日 20時
