無感情少女と人類最強の兵士長~Part1~ (ページ34)

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29話ページ34

貴女side

ハンジ分隊長に引っ張られ、調査兵団本部の前に着いた。

そのまま中に入り、ハンジ分隊長の後を追っていると一つの部屋に着き、ガラッとドアを開けた。

ハ「此処でAには、巨人等について学んでもらうよ。」

その部屋は、黒板があり部屋の真ん中にポツンと一つだけ机が置かれている。

ハ「じゃあ、椅子に座って。」

貴『はい。』

ハンジ分隊長は、黒板の前に立った。

そして、私の特別授業(？)が始まった。

ハ「まずは、私達がいる調査兵団の他の2つの兵団について教えるよ。」

カッカッとハンジ分隊長は、黒板に２つの紋章を書いた。

それは、バラが描かれているものと馬が描かれているものだ。

ハンジ分隊長は、１つ目の紋章を指して説明を始めた。

ハ「この、バラが描かれているの紋章は「駐屯兵団」と言って、壁の強化に努め各街を守る事が仕事の兵団だ。」

壁の強化に努めている兵団か・・・

確か、司令はドット・ピクシスと言ったけ。

記憶に残っている情報を思い出す。

そして、淡々と説明は続いていく。

ハ「そして、馬が描かれてのが、流石に知ってるか「憲兵団」という王の元で民を統制し秩序を守るのが仕事の兵団だ。まぁ、今は腐りきっているけどね。」

ハンジ分隊長・・・目が笑ってません。

ハ「此処までで質問はある？」

貴『いえ、ありません。」

憲兵団が腐りきっているのは、知っている。

本当にあの兵団は・・・

ハ「よし、質問がないようなら次は巨人について教えるよ‼」

なんか、ハンジ分隊長の目がすごい輝いてる。

ハ「まず、巨人とはすごく不思議な生物でね。現在明らかになっているのは、～～・・・

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～で、此処まででが、報告書に書かれているものなんだけど。今から、私独自の推測を交えてもう一度解説するよ。」

貴『はい・・・』

あれから、約5時間もの時間が流れた。

ハンジ分隊長の話は、とても長い。巨人についての知識をこの5時間の間に叩き込まれた。

そして、私はこの人に対して疑問を抱いていた。

何故、この人は仲間を食べ殺している巨人についてそんなにも楽しそうに語れるのか。

この人は、普通の人よりも強い探究心があるのだろう。

ハ「でね、巨人との意思の疏通に関してだけd((バン‼「おい、遅ぇぞ。」もー、今いいところだったのに。」

リヴァイ兵士長がドアをバン‼と大きな音をたてて入ってきた。