ハリーポッターと奇跡の子賢者の石 (ページ44)

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クディッチ練習ページ44

七時近く、夕暮れの薄明かりの中、私達は城を出て競技場に急いだ。
競技場はとても、綺麗で神々しかった。
ハリー)「ウッドが来るまで飛ぼうか」
私達は箒に跨り、地面を蹴った。
気持ちい！
ずっと急上昇してゴールポストの上まで来た。
下を見ると、ハーマイオニーが席に座って手を振っていた。
私も振り返すとハーマイオニーは落ちないか心配そうな顔をしていた。
ウッド)「おーい、ポッター、降りてこい！」
ウッドがボールが入っている箱を小脇に抱えてきた。
私は素早く急降下してウッドの隣にピタッと止まった。
その後にハリーも同じように止まった。
ウッド)「おみごと！」
ウッドは目をキラキラさせていた。
ウッド)「君達はまさに生まれつきの才能がある！」
やったー褒められた～
ウッド)「今日はルールを教えよう。それに週三回のチーム練習に参加だ」
ウッドはボールが入っている箱を開けた。
ウッド)「両チームそれぞれ7人の選手がいる。そのうち3人はチェイサーだ。そして、その一人は君だ」
そう言って私を指さした。
隣でハリーは言われたことを繰り返していた。
ウッド)「このボールがクアッフルだ。チェイサーはこのボールを投げあってプレーする。ここまではいいかい？」
私たちは頷いた。
そう言ってボールを私に投げてきた。
次にウッドはブラッジャーを出した。
ブラッジャーは勢いよく飛び回った。
ウッド)「このボールは、こうやって飛び回って、シーカーやチェイサーの邪魔をしてくる。」
ハリー)「僕の頭を割らない？」
ハリーはブラッジャーを見てとても不安そうだった。
ウッド)「心配するな。双子のウィーズリーにはブラッジャーもかなわないさ。つまり、二人は人間ブラッジャーみたいなものだな」
あっ！と言ってハリーがウッドの後ろの方を見た。
ウッドの後ろを見てみるとそこには意地悪そうに笑っている双子がいた。
フレッド)「へ～ぇ」
ジョージ)「誰が人間ブラッジャーだって？」
二人はジリジリウッドに詰め寄っていき、ウッドをつかんだ。
双子を見てウッドはしまったという顔をしていた。
ジョージ)「ちょっとこっちで話を聞こうか」
そう言って、ジョージはウッドを引っ張って行ってしまった。
そこからはフレッドが説明をした。
フレッド)「これが、金のスニッチだ。これが一番重要なボールだよ。ハリー、君はこのボールだけに集中すればいい。このボールを取れば一五〇点入って、その場で試合終了となるんだ。だから、君は相手より先に取れ」